パチスロ出玉規制で依存症の減少はない!? 重要なのは関わる人間の前進させる”動き”

 パチスロファンにとって特別な1日がやってくる。

 日本電動式遊技機工業協同組合と、回胴式遊技機商業協同組合が主催する「パチスロサミット」が今年も8月5日にベルサール秋葉原で開催予定。人気のライターやタレントが登場しトークイベントなどを行い盛り上げる。それだけではなく、パチスロ最新機種の無料試打も体験できるファンにとっては特別なイベントだ。

 ただ今回の「パチスロサミット2017」に関しては、これまでのお祭り的な要素は控える予定と発表されている。ギャンブル依存症対策という大きな課題に対し、業界内外の有識者が集まり討論する予定になっているのだ。

 そんな緊急公開討論会へ、ファンも参加することが可能。現在、特設サイトでは参加希望者を募集している。「パチスロの未来」について、ファンと業界の人間が真剣に向かい合う機会と位置づけているようだ。参加希望者の申し込みは、7月31日までとなっている。

 7月11日に風営法施行規則の改正案が公開されたことにより、出玉獲得性能が見直された6号機時代へ突入することが決定したパチスロ業界。その目的もギャンブル依存症対策の強化であるが、「やめられない」という特徴を持つ依存症に対しては「効果がない」という意見が大半だ。

 出玉の上限が定められていても、ギャンブルへの強い欲求が弱まることはないのではないか。負けが確定したとしても、大半の依存症患者は投資を続けるはずだ。現状と変わらず、ホールへ通い続ける可能性が高いのは間違いない。

 重要なのは「過度なのめり込み」を防ぐための対策である。そのような意味で、ファンや業界関係者が前向きに討論する機会は重要なものと言えるだろう。実際にパチンコ・パチスロと深く関わっている人間だからこそ生み出せる、問題解決方法は必ずあるはずだ。

 今回の規制においても、警察庁は広く国民からの意見を募っている。射幸性に関わる部分などに関しては聞き入れられないだろう。ただ深く関わっている人間だからこそ生まれる分析や提案は、僅かだとしても今後の動きに影響を与えるかもしれない。

「パチスロサミット2017」で開催される緊急公開討論会のような、少しでも業界を前進させるための”動き”は今後も実施していくべきである。厳しい状況にある今こそ、ファンと業界が力を合わせ前へ進む姿勢が重要なのではないか。

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