パチスロ「5号機」いつまで打てる? 「氷河期」6号機時代へ突入間近の今、できること
パチスロは10月より3000枚リミッター(有利区間1500Gまで)が搭載された5.9号機へ完全移行。さらには7月11日に風営法施行規則の改正案が公開されたことにより、出玉獲得性能が見直された6号機時代へ突入することが決定した。
6号機は4時間での出玉率が150%未満、大当たりの出玉の上限は480枚(9600円相当)から300枚(6000円相当)に抑制。『ジャグラー』などAタイプ機の出玉性能にも影響を与える厳しい内容と言えるだろう。
来年の2月には法改正となり、10月より導入される5.9号機を含めた「5号機」が違法機という扱いになる。しかし検定を受けた日から3年間は設置することが許可されているため、問題が起きない限り5号機が完全に撤去するのは先になるはずだ。
今年リリースされた『押忍! 番長3』を始めとした5.5号機や、10月より導入される5.9号機がホールの中心になっていくことは間違いないだろう。
ただ多くのユーザーが気にしているのは、撤去を推し進められている射幸性が高い機種の動向である。「旧基準機はいつまで打つことができるのか」という声が、飛び交っている状況だ。
「凱旋やハーデス、バジリスク絆など今でも高稼働を誇る旧基準機は、現在のパチスロの中で最も出玉が期待できますから。稼働が良いことは当然ですよね。ホール側にとっても絶対に外したくはない存在です。しかし2016年12月末までに全体の50%未満、2017年の12月には30%未満にするという計画が存在しているように、今後も減台されていくことは間違いありません。
また新基準機への移行を迫る、急な”お達し”がくる可能性も0ではありません。ホール側は30%未満にすることを意識しつつ、今後の軸になる新基準機を探さなければならない。非常に厳しい状況に追い込まれていると言えるのではないでしょうか。
現時点で具体的な方向性は決まっていないようですが、旧基準機が将来的に撤去されることは確実です。『設置されているうちに打っておく』というスタンスでいることが正解かもしれません。いずれにせよ今後ホール側には、射幸性の高い遊技機に頼らない営業が求められていくことになります。ユーザーも『ギャンブルとは一線を画す遊戯』としてパチスロと付き合っていくべきなのでしょうね」(パチスロライター)
ユーザーにとって”氷河期”と表現できる6号機時代は確実に迫っている。ただ、そこで店側とユーザーが「低射幸性営業」をどのように捉えるかで状況は大きく変わるはずだ。業界消滅のピンチとも報じられているが、このような時代の到来こそパチンコホールが「娯楽場」と認識される理想を取り戻すチャンスと言えるのかもしれない。
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