パチスロ『ミリオンゴッド-凱旋-』の撤去は影響大…「旧基準機における影響と今後」を公開
パチンコ業界に特化したマーケティングリサーチを行うシーズリサーチはこのほど、昨年末から撤去期日を迎えたパチスロ機の影響や、対象機の撤去を想定した今後の設置台数計画及び新台への期待感などを全国ホール関係者に向けて調査。その調査結果「旧基準機における影響と今後」を公開した。
これによると、既に撤去期日を迎えた旧基準機で最も影響があったのは『ミリオンゴッド-神々の凱旋-』で、全てのホールが「とても影響があった」、もしくは「少し影響があった」と回答。
以下、『沖ドキ!(-30)』(30パイが98.1%、25パイは94.7%)、撤去対象の『ジャグラーシリーズ』(89.5%)、『押忍!サラリーマン番長』(88%)と続いた。
2021年11月までの旧基準機撤去を想定した今後の設置台数計画については、パチンコが増台、パチスロが減台傾向。レート別ではパチンコ「4円」が増台、低レートが減台予定で、パチスロに関してはどちらも減台、特に低レートでの減台を予定する回答が多かった。
今後発売される新台への期待感では、パチンコへの期待が高まっているという結果に。旧基準機の撤去等を含むパチスロの新規則機への移行もある中で、6号機の状況が思わしくないことが影響している可能性を示唆した。
期待しているメーカーに関して、パチンコでは圧倒的シェアを誇る三洋系が他を大きく離して73.4%でトップ。新規則機では『P大工の源さん 超韋駄天』が爆発的なヒットを記録しており、今後の新台でも性能面での開発力に期待しているようだ。
パチスロではユニバーサル系が86.1%で最も高く、北電子、大都技研系が77.8%で次位。北電子については、昨年発売の『アイムジャグラーEX』をはじめとする6号機『ジャグラー』の今後に対し「期待と不安が募るもある」としたところで。
2021年11月までの旧規則機15%削減に関する進捗状況は、11.6%が「予定より早く削減している」、55.8%が「予定通り削減している」と、7割近くの店舗が「予定通り」と回答。
その一方で3割以上が「予定より削減できていない」とし、簡単に削減できない苦しい事情もうかがえる。
業界全体では旧基準機撤去に関する様々な意見が存在している。これらの結果からシーズリサーチは、新型コロナの緊急事態宣言時と同じく、この問題も「業界の本質が問われる局面を迎えている」と締めた。
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