パチンコ「出玉を置き去り」の神速マシンを彷彿…甘デジでもその威力は絶大!!

　ひとつ前の世代に該当するスピードマシン『Pロードファラオ～神の一撃～』。”神”を冠することからもわかるように『CRビッグドリーム～神撃』を彷彿とさせる機種である。

　余計な演出を一切排除し、ただただ高速で変動する確変モードはその演出もさることながら、大当り時の無駄な時間を極限まで削ったことでより一層スピード性が強調された。

　これにより大当りが終了しても玉の排出がしばらく続くといった現象が発生。出玉が全然追いつかないことが時のスピードを自負する機種の特徴となったものである。

　また、通常時においてはスーパーリーチと呼べる演出をわずか1パターンのみ搭載する振り切った演出も話題に。SP発展時はギミックによってその当否を告知する流れも含め、斬新なマシンといえた。

■甘デジ版も規格外の爆発力!?

『PAロードファラオ～神の一撃～連撃Ver.』も基本的なゲーム性を踏襲する一台。大当り確率は1/104.0、1/99.9、1/79.9と3段階に分かれる設定付きで、通常時のSPリーチは「羅神盤リーチ」というルーレット役物と連動した演出のみで大当りを狙う。

　このとき、ルーレットに表示された緑マスに停止すると「チャレンジボーナス」、赤マスなら「アルティメットボーナス」となっていた。前者はチャレンジ演出を経てRUSH突入となるが、後者はRUSH直行の上位ボーナスとなっている。

　そのRUSHは2部構成で展開。初当りからのRUSH突入時は100回転の時短が付与される「エクストラステージ」。右打ち中の大当り確率は1/1.62なのでほぼ次の大当りが約束される連チャンモードとなる。

　エクストラステージ終了後は、時短1回＋保留1個のチャレンジステージに突入。わずか2回転の抽選機会だが、前述のとおり右打ち中の大当り確率が超破格なのでループ率は約86％と非常に高い。

　チャレンジステージは高速変動で展開する即当りメイン。抽選回数は2回だが、演出上では複数回にわたってデジタルが変動し、大当りを煽る。3図柄停止なら5ラウンド、7図柄揃いだと10ラウンド当りとなる。

　2回の抽選に漏れた場合はENDの文字が表示され通常モードに戻るが、平均で7～8連チャン、期待できる出玉は約2000発以上。設定によって多少の変動はあるが、甘デジでは規格外の爆発力を発揮してくれよう。

　ちなみに遊タイムは非搭載。このあたりも硬派な機種となっているが、トラディショナルな演出と連チャンモードを堪能できるマシンでもある。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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