パチスロ一撃で約9,000枚など好物だが…話題の新台には苦戦中!?【濱マモルののほほんコラムVol.141~自力感~】
自力感強めなマシンが好物である。
たとえばSANKYOの名機『パチスロ創聖のアクエリオン』は、状況を問わず不動ナビの発生でチャンス到来。この場面や創世モード中の6択を当てさえすればどうにかできるだけに、空き台=チャンスとの認識で打ちまくった記憶があるし、しっかりと結果も付いてきた。その勢いで、原作も全話視聴した。
秀吉決戦が一気大量上乗せへと導く、大都技研の『政宗2』も悪くない。その秀吉決戦への突入契機且つゲーム数上乗せへの契機でもある青7揃いは主に6択。これが冴えまくれば低設定でも猛爆が見込め、事実、「パチスロ必勝ガイド」の看板企画「91時間バトル」では一撃で9,000枚近くの出玉を吐き出させたことがある。6択履歴を確認できてしまう点も、打ち手の心を絶妙にくすぐる。
レバーONで成立した3択役、その第1ナビで上乗せ内容が変化するタイプにも興奮する。代表的なのがベルコの『鬼浜爆走紅連隊 愛』における上乗せ特化ゾーン「鬼カードチャレンジ」で、「終了」が表示された第1ナビを引かない限り継続。事前表示なだけに全く出来レース感はなく、大量上乗せへと結び付いた際には筆舌に尽くし難い達成感がある。
それだけに、サミーの新台『パチスロ蒼天の拳4』には導入前から興味があった。初当り後に突入する上乗せ特化ゾーン「双龍の刻」中はもちろん、CZ「双龍門」スタート時もレバーONが重要。ここで上位キャラを引ければAT当選の大チャンスとなるのだから、さぞかしレバーを叩く拳に気合が入るだろうと思ったのである。
だが、実際は想像と違った。CZは厳密に言うと「双龍門チャンス」と「双龍門バトル」の2部構成であり、対戦キャラを決めるのが前者。打つ前は「必ず」3人のキャラが表示されていると勝手に考えていたのだが、大半はハズレ2つでキャラ1つ。その分、双龍門チャンス自体へは発展しやすいとは言え、3分の1を引けずにしれっと終了…といったパターンが非常に多いのである。
双龍門チャンスの初期パネル選択は、複数のモードで管理されている。要するに、高モード滞在中の当選でなければ基本、双龍門バトルへの突入割合は3分の1であり、突入しても強敵「霊王」であるから苦戦必至。まぁモードを昇格させられるか否かも自分次第なのだから、それも「自力のうち」と言ってしまえばそれまでなのだが、少々モードに依存し過ぎな気がしてならないのである。
先述した上乗せ特化ゾーンに関してはラストジャッジで「1050枚、350枚、100枚」なんてパターンも経験済みだし、自力感を通り越した丸投げ感は非常によろしい。そのヒリツキをまた味わいたいが、度重なる敗北で我が財政はひっ迫中なので、リベンジはモード移行の詳細が判明してからにします。
(文=濱マモル)
〈著者プロフィール〉
神奈川県横浜市出身。レコード会社勤務の後、フリーライターへ転身。パチンコ・パチスロやギャンブル系を中心に、野球、音楽、街情報など幅広い分野で執筆する。特技は料理と飲酒で、超常現象好き。ドラマーとしての顔も持つ。
■Twitter(@hamamamoru777):濱マモル
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