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パチンコ「過激な連チャン」で販売自粛に!? 良くも悪くも話題性豊富なレトロ台実戦で6万発オーバー!!

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 久々ですが、『ゲームセンタータンポポ』にあるレトロパチンコを紹介します。私は実際に打ったことがないですが、この『タンポポ』で知ってその魅力に圧倒されました。

 今回は、太陽電子(現・タイヨーエレック)の『ファンタジー7』です。1992年発表、大当り確率は約240分の1、出玉は約2,300発のデジパチです。リーチは基本ノーマルリーチのみで、ハズレ後に再始動して大当りするリーチもあります。再始動リーチは、おそらくデジパチで初めて搭載したものと思われます。

 これだけ見ると至って普通のデジパチ。しかし、これが色々とトンデモなかったのです。

タンポポ実戦では6万発オーバーを達成!

 この頃のデジパチは連チャン性を秘めているものばかりで、この機種も同じです。以前紹介した『フィーバーレジェンドⅠ』と同じく、大当り終了後の保留1個目のみ連チャンする可能性があります。『レジェンド』の場合、連チャン率は約20%ですが、『ファンタジー7』では約25%と若干高くなっています。

 いつものごとく、『タンポポ』で朝イチから閉店まで数回打ち倒しました。ある日の稼動で、保留連チャンが最高で5回継続し、平均して3回継続しました。上記の通り、『レジェンド』よりも連チャン率が高いことを実感しています。その時は約6万発を出しました。

あの世界的人気キャラクターを彷彿とさせるBGMなどなど……支離滅裂な仕上りに驚愕!

 トンデモなかったのは出玉性能だけではありません。機種名との関連性が皆無、かつ脈略のない要素が入り乱れていた台だったのです。

 まず搭載されているBGMが、千葉県浦安市にある超有名なテーマパークのキャラ関連なのです。【ビビディ・バビディ・ブー】、【イッツ・ア・スモール・ワールド】、【星に願いを】など、どこかで聞いたことがあるようなものばかり。機種名らしいポップなBGMといえますが、当時はどうやって版権をクリアできたのか不明です……。

 その軽快な音楽とともにドットデジタルが回転します。が、盤面と音楽のミスマッチに驚きます。盤面に描かれているのは、大きな太陽と砂漠のラクダ。音楽に関連したキャラが描かれているならまだ納得できますが、全く関連性がないのです。

 まさに支離滅裂な『ファンタジー7』。当時あまり見かけることができなかったのですが、実は先述した高い連チャン性能などが問題視され、販売を自粛した経緯があったようです。

 そんな過激でエレクトリックなレトロ台は、『タンポポ』ならまだ打てます。気になった皆さんはぜひ打ってみて、あのテーマパークのような感覚を味わってみてください。

(文=四本コーヒー店.)
<筆者プロフィール>
 パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は(よんほん)ではなく(よつもと)である。

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