自分でハメて自分で出す!?…現時点でのパチスロ6.5号機の短評️【ゴトロニの人生4コマスベリ】

■開始・即・斬の展開に心が耐えられれば優勝かも!?

　皆さん、うおおおおおおおおお！

　株価がロクに上がらないうちに世界的景気後退の話が上がっているんですけど！
株価に景気後退は敵なんですけど!!

　ホラーゲームによくある「生まれる前に死んでしまった」というお約束的クリーチャー状態じゃねーかというわけで、己の株券購入センスがゼロなことに軽いめまいを起こしつつ、今回もパチスロのテキトーな話をしていきましょう。

　それでですね、ここ2回は印象に残る制御を保有していたマシンについて語ったわけですが、今回は「今」に移して、話題沸騰中の6.5号機について自分なりの見解を少々。

あれ？ 実は6.5号機って良くね？

　盛り上がっている理由の多くはそのAT性能に対する期待感だと思います、出玉のね。

　もちろん一撃性能は間違いなく上がっていまして、純粋に一回の有利区間完走で3千枚オーバーも発生するなど夢は出てきたなって感じです。
ただなぁ…ってのが天邪鬼なゴトロニさんの意見。

　まず、この6.5号機に合わせたAT性能を持たせるとなると、快速出玉の高純増タイプの可能性はほぼゼロ。高くても3枚をちょっと超えるか、状態に応じて2枚⇔4枚といった切り替えるパターンかのどちらかでしょう。

　ただ、私は5号機の前半で多かった1.5～2.0枚の純増タイプが好きなので、これは嬉しいかも…って、あれ？ 実は6.5号機って良くね？

　で、次が6.5号機の懸念点の本命でして、AT終了後の引き戻しの弱さ。
引き戻しにも2種類あると思いますが、一つはAT完走後の即連（①）。

　AT終了→有利区間リセット→CZなどの経由からATが当りやすいというバランスの場合、完走率を上げるためにAT開始時の特化ゾーンでドカンと上乗せするタイプとなると、出玉試験的に「いよいよどうやって吸い込むんじゃい」となってしまうわけで、自ずと2連続で跳ね散らかす可能性がそんなにあるように作れるとは思えないというのが一つのポイントであります。

　常識的に考えると非常に薄くなりますよね。それは即ち、多くの死者の上に成り立つ１回の大爆発という恐怖が…。

　もう一つは、天国モードなどでの引き戻しで、主にAT終了後のモード振り分けで天井が100Gとかに用意されているヤツです。

　こっちは従来の感覚だと、「この引き戻しまでをコミコミプランにして2400枚を完走してね」ってバランスで作れたわけですが、6.5号機の一撃性を目先にぶら下げたアピールをしてしまう機種の場合、このコミコミプランを破棄せざるを得ません。こうなると一発台のような様相を呈してくるかと思います。ワンパターン化待ったなしってやつですね。

　6号機のATは出る出ない以前に、展開が一本調子になりやすいことこそが問題という意見があり、その危惧が加速する可能性が高いとだけは言えると思います。

　逆に良い面はと言うと…①のタイプでは5千枚以上の破壊力が想像以上に増しているのではないかという話も。実は特定条件で終了したらゴニョゴニョっとして再度続きやすくすることが可能!!!! な～んて噂があるんですよね (攻略法とかインチキとかじゃなくて真っ当な仕様の話です。念のため)。

　本来は6.5号機での話じゃないのですが、一撃性能が上げられる状況下でより効果的で大きな差玉が出やすくなるため、この話が本当なら6.5号機のポテンシャルを見直さなければなりません。

　そして、『Sキャッツ・アイ』などの技術介入要素が高く機械割が設定１でも100％超というような機種の場合、完走はただの名誉であり、期待値カットでしかない存在と成り下がるわけですが、直前に差玉を吸い込んでいる台を打てば機械割アップに繋がります。

　元々が完走する割合がさほど高いものではないので、その効果たるや微々たるものでしょうが、どうせベタピンじゃろという環境下では有効のハズです。

　そんな感じで、まだ6.5号機というものが良く見えていないのが自分の状態であり、身も蓋もないことを言っちゃえば、所詮は6号機なんだよなぁというのが結論なんですけども、私の株センスに比べたら少しは前進していると思います、ハイ。

(文＝ゴトロニ）
<著者プロフィール>
　神奈川県横浜市出身。大学時代にこじらせた回胴愛を武器に、ショッカーという名のデータ採り要員として攻略誌業界入り。その後、パチスロメーカー勤務を挟み、再度リングインするという特異な経歴を持つが、これといった目覚ましい活躍は見せないまま現在に至る。パチンコ・パチスロ以外では猫と競馬・競輪・オート、株、為替FXにもドップリで毎日眠れない日々を送っている。
■Twitter(@GotoroniXX)：ゴトロニ