パチンコ年末は「閉店ラッシュ」の可能性!? 「みなし機」の年内完全撤去で中小ホールは大打撃!!
つまり、今まで”なあなあ”になってきた「みなし機」の問題について、全日遊連は明確に撤去の方針を示したのでした。
そんな、全日遊連の決定に大打撃を受ける事になったのが、甘デジや羽モノ、Aタイプなどの「みなし機」を設置し続けている中小ホールでしょう。
実際、地方の中小ホールでは、かなり古い羽根物が大量に稼動している光景をよく見かけますし、大手ホールではとうの昔に撤去された古いAタイプ機が未だ打てるホールも少なくありません。
これら「みなし機」を使い続けている中小ホールは、遊技台をこまめに入れられない懐事情から期限切れの古い機種を置き続けているケースがほとんど。
だからこそ、年末までに稼働中の「みなし機」を完全撤去しなければならない……という全日遊連の決定は、今まで「みなし機」を上手くやりくりして経営を維持してきた中小ホールにとっては、まさに死活問題なのでした。
現実問題、今回の決定で中古台の相場も高騰する事が確実。このため、現在も多数稼動している「みなし機」を年末までに撤去し、『検定機』または『認定機』と総入れ替えするには相当な資金が必要になる筈でしょう。当然、経営の厳しい中小ホールにそれだけの出費を賄える体力はないため、年末から年明けに掛けて全国で中小ホールの大量閉店ラッシュが巻き起こる可能性も!?
「みなし機」の完全撤去は、それだけ深刻な影響を及ぼす極めて重要な決定だったのです。
裏を返せば、全日遊連は中小ホールへの甚大な影響を承知の上で、パチンコ業界の健全化に向けて「みなし機」の一掃を決断したということ。これにより、懐かしの羽根物や甘デジを打てるのは今年一杯まで。是非とも年末まで打ち込んでみては如何でしょうか?
(文=喜多山)