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パチンコ「釘曲げで営業停止処分」……もはや”暗黙の了解”は通用しない!?

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 確かに、群馬県は以前からパチンコ業界内でも県公安委員会が他県よりも厳しいと言われておりましたが、それでも無許可の「釘調整」に対して6ヶ月以下の営業停止と極めて厳しい行政処分が下された事は異例中の異例。「釘をいじっている」と感じてしまうホールも多く、今回、「NEXUS」のみどり市店舗だけが厳しく処分されたのは、おそらく「今後は無許可の釘調整を厳しく指導していく」という群馬県公安委員会の姿勢を示すための”見せしめ”的な面もあるのでしょう。

 この処分がひとつのきっかけとなり、他県の公安委員会も群馬に追随する形で今までお目こぼしを与えてきた釘調整への指導を強化していく可能性は否めません。

 一見、これは打ち手側からすれば「悪質な釘締めが一掃される」という良い話に思えるかもしれません……が。釘調整は打ち手側に不利となる釘締めばかりでなく、優良店などは集客のために釘を開放しているケースも多々あるでしょう。

 このため、打ち手側は「釘が甘い優良店」を選択できるメリットがありました。ですが、もし釘調整への指導が厳しくなれば「釘が甘い優良店」と「釘が渋いホール」との区別がなくなり、どこのホールに行っても似たような釘の台しかないというデメリットに繋がる可能性もあるのです。

果たして、今回の釘調整に対する行政処分は単発のみせしめ的なものなのか? それとも、長く”暗黙の了解”となってきた無許可の釘調整に対して、行政側の指導が大幅に厳格化される発端になるのか? 今後の動きに注目していきたいと思います。

(文=喜多山)

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