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パチンコ「あの遺伝子」を継承した正統派! 面白さが詰め込まれた戦闘機がホールを席巻!!

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 元ヤクルトスワローズの池山隆寛ではない。

 ケミカルウォッシュジーンズほど色褪せたかつダサいボケでおわかりのように、今回俎上に載せるパチンコ羽根物は『ブンブン丸』である。「これぞヒコーキ!」と思わせる見事なフォルム。

 若いファンにはちょっと何言っているかわからないかもしれないが、羽根物をヒコーキと呼んでいた時代があったのである。なぜ「ヒコーキ」かと言えば、羽根物の元祖「ゼロタイガー」に由来するのだ。

 この「ゼロタイガー」はその名の通り、といってもこれも若い人にはわからないかもしれないが、役物が零戦をモチーフにしているのである。1チャッカーに入賞する折りたたまれた飛行機の羽根部分が開放し、役物内部へと誘う。そう、この機種はまた「羽根物」という名称の起源でもあるのだ。

 つまり飛行機型の羽根物は原点回帰でもあり、本質であるとも言える。そんな台が面白くないわけなかろう。また、『ブンブン丸』は本来的な意味でも原点回帰したマシンと言えるのだ。

 それは新要件となった当時の潮流において、羽根物は出玉を目指すか遊びやすさを目指すかに二分されていた。前に紹介した『ニューモンロー』は前者なら、この『ブンブン丸』は明らかに後者となる。

 甘めの役物で大当りしやすいわりにはラウンド継続率が高めに設計されていたので羽根物の醍醐味である「完走」を堪能できる。しかし、出玉は抑えられているうえに、役物の個体差による優劣がそれほど顕著にあらわれた印象も薄いので、ホールとしては「遊ばせる」機種として使い勝手がよく、釘の状況が良好な台が多かったイメージである。

 そして、継続率を高めるための止め打ち。この機種は大当りラウンド中に役物の奥にあるネコ戦車によって玉を最大3個貯留できるようになっていたが、ストッパーが開放される際に新たに入賞してきた玉が衝突を起こしてパンクする現象が多発したのである。

 そこで貯留解除となる5個か6個入賞で打ち出しを止めることによって上記のアクシデントを防ぎ、安心して継続を見守れるといったある種の技術があったのである。

 ちなみに、本機のラウンド継続には貯留の数も重要で、1個か3個、それも奥に2個、手前に1個の三角形ならほぼ継続するのであるが、この形が崩れたり、貯留が2個の場合はパンクのピンチとなる。

こんな時、人相と手癖の悪いおっさんは上皿を貯留の玉が真ん中に来るようにドンッとやったりやらなかったりしたようなしないような。

 さて、この『ブンブン丸』であるが、私が懇意にしていたのは初代ではなく、その後に登場した後継機「DX」のほうであったと思う。とはいえ、ゲーム性やスペックなどにほとんど変わりはないし、多くのファンに愛されていた機種であった。

 その証拠に2000年代に突入しても現役で稼働し、ちゃんと打てるホールが無数に存在していたのである。ちなみに、2007年に登場した『CRスーパーブンブン丸』はデジパチなので、本件とは無関係である。

 

(文=大森町男)

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