パチンコ甘デジで「伝説マシン」が復活!! 過去10万円負けも?『初代』の比類なきスペックで爆裂ループを堪能
3万円で2回ループや一発台を打ち、負けると1.5万円でミドルタイプのデジパチや権利物、1万円で現金機、それでもだめなら5000円で羽根物勝負。
負け続ける様子を面白おかしく描こうという趣旨なのだが、テーマや目的の意味がわからないと編集長にダメ出しされ、「負けざまを描くなら10万持って源さんに突っ込んでいったほうが面白いんじゃね?」とのアドバイスを受け、「大工の源さんで10万負けにいく」という誰が得するんだ企画を行う運びとなったのである。
この企画で私は本当に10万負けた。しかもストレートである。つまり1回も当たっていないのである。等価のホール。釘はガチガチ。設定3(1/438.5)は堅い。まあ負ける条件は揃っていた。当然自腹である。クソペーペーの一色企画に予算など出るわけがない。この時打った源さんほど憎しみが湧いたことはない。ガラスをぶん殴る人の気持ちがよく理解できた。
誰も読みもしない一色ページに10万円。しかし、「本当に10万使ったのかよ」とアホの子を見るようにゲラゲラ笑う編集長を見て、なぜか救われたような気持ちになり、嬉しくなった。
『大工の源さん』は私のライターとしての出発点ともいえるのである。
(文=大森町男)