パチンコ最強「激ヤバ演出」群とP機のポテンシャル……「最大小当りRUSH」が類まれな「到達点」を魅せる!!
導入当初はAKBのバーターというか抱き合わせというか大人のお付き合いで掴まされた版権を適当に処理したアレといったファーストインプレッションで歯牙にもかけない態度であったが、よくよく見ると実に欠落した私のサブカル台感性に響いたのである。ときめいたのである。
たいした意味もなく「おはよー」と繰り返す連続演出。液晶右から人形の顔がカットインして「ちょうだい」。この「ちょうだい」のフォントが絶妙にダサい。
そして、良い意味で失笑が漏れるチープさが最高にキマっている役物群。私はなぜこの台を見逃していたのだと、自身のサブカル台センスを疑いたくなるような出来栄えではないか。
特長的な演出についてポイントを絞って言及したが、はっきりいって本機の演出がどの場面においてもサブカル力(りょく)が高く、もうなんかずっと演出を見ていられるのである。
なんだったら元となっている映画の内容が気になっちゃって登録しているオンラインストリーミングサービスのリストをすぐにチェックしてしまった。アマゾンプライムかよ、くそ。
と、演出のことばかり俎上にのせてしまったが、何気にスペックも魅力的なのである。
本機は小当りRUSHを搭載し、一度突入すると突確・突時を引くまで小当りRUSHが継続。その小当りRUSHは「SUPER」の冠詞が付くボリューム感あふれるものとなっている。小当りの賞球が15個なので増加スピードもかなりのもの。さらに小当りRUSH中の4分の1が10R約1500発と爆発力も秘めているのである。
さて、原稿も終わったことだしTSUTAYAへ行こう。入り口が黒い幕で塞がれているコーナーへ。いや、そっちじゃない。
(文=大森町男)