パチンコ「尖りまくり」RUSHの出玉感は“強烈”！ 連鎖で消すのはアナタの概念!?

　紹介マシン【ぱちんこCRぷよぷよ】（サミー）

　ただの変なパチンコ。

　打つ前はそう思っていたが、それは大間違いであった。

　サブカル心をくすぐられる盤面構成。ドラムとはいってもそれはもはや役物であり、4つのリールに配置されたぷよぷよは、たしかにリーチ演出で活躍するが、これはもはやリーチと呼べるのであろうか。

　このようなちっぽけな人間の無用な固定観念をことごとく打ち砕いてくれる機種であった。ぷよぷよを図柄と見立てればそれは立派なリーチ演出であり、1ラインドラムで構成されたドラム機なのである。

　ただ、万人にわかりやすくするためにドラムの下にセグが搭載され、大当り時にはセグが3つ揃いするし、メインの表示はどう考えても7セグなのである。非常に奥が深い。

　7セグ＆ドラムのコンビネーションゆえに展開する演出は非常にシンプル。SPリーチは「SP詠唱リーチ」しかないが、変動するぷよぷよドラムの種類によってパターンが分かれている。

　また、色によっても期待度が変化し、青→黄→紫→緑→赤の順にチャンスとなるなど、わかりにくいようでわかりやすい作りとなっている。でありながら、音声をメインとした次回予告を搭載するなど、挑戦的な工夫も欠かさない。総じて意欲的な野心作なのである。

　こういったチャレンジ精神はスペックにも現れていて、ライトミドルの小当りRUSHとなかなかにニッチな分野に挑んでいる。しかも、大当りは2Rのみで構成されており、出玉性能のかなりの部分を小当りRUSHに振っているのである。

　それゆえに、小当りRUSHの出玉感はライトミドルとは思えないような強烈なものとなっている。

　アタッカーの賞球は12個。小当り発生時は1回開放を基本とするが、幅の広い「ぷよ連アタッカー」は1開放で2、3個拾い込むことも少なくなく、圧倒的な勢いを持って出玉が増えていくのである。まさに「モリモリ」といった形容にふさわしい玉の増加である。

また、一度RUSHに突入すると確変当選時は必ずRUSHに再突入し、65％でループするうえに、時短時の確変引き戻しもまたRUSH突入が確約されるので強力なループを生み出すことも可能なのだ。