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パチンコ店の売上「連続減少」止まらず……“コロナ”の影響など、今後を懸念

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 経済産業省が発表した「特定サービス産業動態統計調査」の2019年12月分確定値によると、「パチンコホール」の売上高が同年同月比の増減率でマイナス8.6%を示し、6ヶ月連続のマイナスとなったことが明らかになった。

 2019年は6月まで同数値が100%を超えていたが、7月からの6ヶ月は、96.2%、94.9%、94.0%、92.2%、93.0%、91.4%とマイナスを記録し続け、12月に関しては最も低い減少幅をマークすることになった。

 ただ、あくまで去年の同じ月との比較なので、2019年全体で売上高を見ると増えたり減ったりを繰り返しているような状況である。今回の調査によるパチンコホールの売上高は2763億6400万円で、2019年の最高は1月の3162億1200万円だ。

 とはいえ、業界が低迷しているのは間違いない。2013年の4兆6693億円をピークにパチンコホールの年間売上高は減少の一途をたどり、2019年は3兆4191億円まで落ち込んでいる。

 ここ数年は減少幅も小さく、底打ち感も見えてきたが、多くのメディアが散々報じているとおり、今年2020年は近年続く高射幸性の旧基準機撤去を筆頭に、全面禁煙化やオリンピックなど、様々な問題が待ち構えている。

 そんな状況の中、まさに災厄ともいえる事態に陥っている。「新型コロナウィルス」だ。

 本サイトでも既報のとおり、「ユニバーサルカーニバル×サミーフェスティバル2020」の延期や『P真・黄門ちゃま』『S地獄少女 あとはあなたが決めることよ』の試打会中止、工場の稼働停止による機械の販売延期といった影響がパチンコ・パチスロ界でも見られるようになった。

 当然、「新型コロナウィルス」の猛威はこれだけに留まらず、近いうちに不特定多数が限られた空間に押し寄せる「パチンコホール」の稼働にも影響する懸念が示されている。

 すでに都心部の飲食業では閑古鳥が鳴く店舗も多数見受けられ、大規模な経済的損失を危惧する声も高まっている。ホールの稼働に影響し、売上に直接的な「被害」をもたらす可能性は高いかもしれない。

 また、ただでさえバッシングを受けやすい業界だ。「パチンコなんか打っている場合ではない」「感染拡大したらどうするんだ」などといった意見が噴出してもおかしくないだろう。

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