パチンコ「電撃の連チャン性」! ギミックへの「強烈なこだわり」も持つマニアな台!!【羽根物・名機列伝】
打てば感電は避けられない。
そんな羽根物がaaaから登場したのは2007年であった。『CRショックボーイズ』とネーミングされた本機は、当時テレビで大きなインパクトを与えていた過激なパフォーマンス集団「電撃ネットワーク」とのコラボマシンである。
口の中でクラッカーを炸裂されるなどの体を張った芸は、特に外国で高い評価を獲得し、「TOKYO SHOCK BOYS」の名で世界を魅了したのであった。そんな彼らの芸風同様に、この『CRショックボーイズ』は個性的で斬新な役物を搭載し、多くのマニアックな羽根物ファンを虜にしたものである。
役物は手前から小・中・大の大きさの回転体が重なった状態で、それぞれ違う速度で回転しているが、実際に大当りに関係するのは中と小の部分。
まず、スライド式の羽根から入賞した玉は中型回転体によってハズレとセーフに振り分けられる。ここには12個のポケットが用意されているが、その半分となる黄色で塗られたセーフポケットに入ると次のステップに進む。
中型回転体は時計回りで回転しており、黄色ポケットに入った玉が一周して頂点に来た時に、中央にある電撃ネットワークの主役・南部虎弾がおでこに付けているビールジョッキにタイミングよく入れば大当りとなる。時計でいうところの12時。玉が入っているポケットとビールジョッキが直線で並べばOKとなる、タイミング系のゲーム性である。
この南部回転体は反時計回りでしかも動きが早く、さらにランダムに停止・始動をくり返すのでタイミングが図りづらく、大当りの瞬間までドキドキできる役物となっている。
これがなかなか癖になるゲーム性で、一度ハマると病みつきになる台なのである。ちなみに、黄色ポケットからのビール入賞確率は約1/7。絶妙に翻弄される数値なのである。
さらに、ラウンド抽選にも特徴があり、最初に説明した大外にある一番大きい回転体によってラウンド振り分けが行われるのである。今では『トキオデラックス』などで見かける物理抽選であるが、当時は業界初のシステムとして注目を浴びていた。
実際に体験しても、やはり目で見える物理的抽選というのは興奮するもので、ほかのどの機種のラウンド抽選よりも気合を入れて結果の行方を見てしまうのである。仕組みとしては、大型回転体に装着されたメンバーをかたどったアクリル板がストッパーとなって2R・8Rの入賞口を塞げば16R大当りとなる。
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