パチンコ店など「完全分煙化」を機に思うこと……【濱マモルの のほほんコラムVol.39~禁煙への道~】
いわば、一旗揚げるために上京した若者にとっての故郷的な感覚。「辛くなったら、戻ってきていいんだよ。いつでも、ここにいるからね」。親や友人たちにそういって送り出されれば、ホントに苦悩した場面では帰郷して癒されることで新たな一歩を踏み出せる。
中には故郷や過去を捨てて夢に突き進む人もいるが、アタシはそんな強い人間ではないし、事実、いまだに飲みの席などでは友人から恵んでもらうこともある。その美味さたるや頭がクラクラするほどであり、これは実家で母親の得意料理を久しぶりに食べた時の感動に似ているのではないだろうか。
無理はしない。「ヤメたと決めたのに覆すのはカッコ悪い」などというプライドは捨てて「基本的には吸っていません」というスタンスであれば、徐々に離れられると考えているのはアタシだけでしょうか。
(文=濱マモル)