パチンコ2010年代を「象徴」する名作。現代「羽根物界の中心地」…「煌びやかな」役物の世界
歳を取ると気がつけばいつも同じ話題にたどり着き、同じように盛り上がったりする。どこが痛いここが悪いだのの不調話、俺はあれをやったこれをやっただの自慢話、そして昔は良かったあの時代は面白かったの昔話。こういった「こすられ」尽くした、なんの生産性も将来性もない話に花を咲かせるのである。
ところで、世界三大こすられ羽根物といえば、『ビッグシューター』『マジカペ』『ファインプレー』であることは論を俟たないところであるが、最近の時代経過を鑑みるに、こすられ羽根物は『トキオうんちゃら』一強である。
こう書くと揶揄をもって本機を語っているように思われるかもしれないが、しかしこの『トキオうんちゃら』は実効能力を十全に備えたうえで、羽根物がパチンコ文化としてすっかり衰退したことへのカウンターとして機能している、いわば(20)10年代唯一にして最高の羽根物名機と呼ぶにふさわしい存在なのである。
同時代にこの完成度と継続性を示せた羽根物は見当たらない。その事実をもってしても称賛に値することは言うまでもないだろう。
さて、この『トキオ』を冠する羽根物が登場したのは2012年。私の提唱する羽根物第3世代以後で、時期としては2000年代の羽根物ブームも完全に下火になっていた頃。だからこそ、より一層に本機の力量が発揮されたといえるかもしれない。
本シリーズの前身はもちろん『ザ・トキオ』であり『ニュートキオ』である。役物は東京タワーを模した股の分かれる土台から伸びる支柱が反りを持って天を衝くような独特のフォルムを成形する。その役物が回転する股の間を抜けることでVゾーンに迫るゲーム性となっている。
一方の『トキオデラックス』では、役物が東京タワーからスカイツリーへとコンバートされ、より現代的な装いへとブラッシュアップされた。
それに伴い、ゲーム性も単純にタワーの下をくぐり抜ける構造から、ミニタワーを駆使した2つのルートを使い分ける今風の大当りへのアプローチに変化したのである。
しかし、本機最大の特徴はむしろ大当りした後の過程にある。
V入賞した玉は、まずタワーに隣接させた螺旋状のリフトへ運ばれる。このリフトに乗ってタワー中段に搭載された回転式振り分け役物によって、その後の展開を抽選。「3」と書かれた穴に入れば3R大当りが確定。もうひとつ用意された「UP」に入ればさらに上の「てっぺん」に運ばれる仕掛けとなっている。
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