パチンコ新台「ライトミドル最高峰」の後継機! 驚愕の「完成度」に“震える”!?
永遠の名作映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)」シリーズを3週連続でテレビ放送する激アツな企画が進行中である。もちろんPART1を視聴したが、やはり面白い。圧倒的に面白い。
当然、シナリオが秀逸であることが前提となっているが、細かな設定を伏線的に随所に散りばめたクイズ要素がタイムトラベルの本質と絶妙に絡み合い、視聴者を終始引き込んでいく。
作品の大ヒットとちょっとしたジョークによって、PART2・PART3が製作されたが初作の完成度が高すぎたためか、シリーズとしてはしっかりまとまった良作であるが、回を追うごとに評価は下がっていった印象である。
このように「偉大な初代」を超えるのはかなりの困難が伴い、一筋縄ではいかないのが常である。では、鳴り物入りで登場した超ヒットマシンの後続機『Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア2』はどうであろうか。
基本線として前作から大きな変更はない。『シンフォギア』のベースはそのままに新台としての新たな要素を適度に加えた格好である。例えば抜剣演出。エピソードリーチに代わり本作から追加された高期待度のSPリーチを軸にさまざまな関連演出が新たに組み込まれている。
ただ、根本としては前作の流れを汲む演出フローや激アツパターンとなっているので、前作からの愛好者には違和感なくすぐに馴染めるだろう。「演出法則がしっかり引き継がれている」「前作のいいところを消さないような印象」「らしくかっこよくなってる」など演出の評価はおおむね好評である。
しかし、演出の中でも辛辣な意見が集中しているセクションが存在する。それが役物関係である。仏壇と揶揄された『必殺仕事人』のような装甲をまとった筐体には数々のギミックが搭載されているが、それらが可動する時に発生する音や振動がうるさすぎると酷評されているのである。
確かにレバー振動時はガタガタガタと轟音を響かせる。大当り時の役物一斉作動では隣三台まで「振動系予告が起こってるか?」と間違うような揺れを感じてしまうほどである。
これを「騒々しい」「下品」と感じているファンが多くいるのだが、私などは単純に「すごい」と思ってしまったし、新機軸の体感演出であるとある意味感心したのである。例えば「キュイン」などの中毒性と刺激性の高い効果音を組み合わせれば、不快感は興奮や爽快感に変換されるに違いない。
激アツの興奮や大当りの喜びが大振動によって増幅されるという未知の感覚。この体を震わす体感性、ダイナミズム、臨場感は、映画の4D演出のように武器になるのではないかと。実際、レバー振動は唐突に発生する驚きと直接的に身体に働きかける刺激が激アツ名演出たらしめている部分が大きいのではないだろうか。