パチンコ「無限のパターン」で大当りを狙う…打ち手を熱狂させる「ノリノリ羽根物」!!
ラップといえば「Grateful Days」か「LOSE YOURSELF」な私なので、現在の音楽シーンのメインストリートであるラップとヒップホップの違いもよくわからない。早口でだじゃれを言う(by三四郎・相田)だけではないらしい。
それはともかく、N.W.Aのようにラップといえばギャングスターのイメージがあるので、冒頭に登場したエミネムが9時5時で創作活動をしている話を聞いて逆にしびれた。ラップスターが堅実なサラリーマンのような生活をしているのである。
パチンコで堅実といえばもちろん羽根物。つまり『シャカRAP』はパチンコ界のエミネムとなるのである。ワンショットに、ひとつの機会に、すべてを捧げる。羽根物の精神そのものである。
『シャカRAP』の魅力は繰り出されるV入賞ルートという名のリリックの多彩さである。大当りするための基本的な玉の通過経路は2パターンしかないが、最終局面で違いを出せる役物機構となっている。
それは大当り期待度の高いスペシャルルートにも適応する。通常のスペシャルルートはVへのアプローチ方法を変化させることでノーマルルートより優遇された大当り確率によってその期待度を担保する。
基本的にはタイミングによってかなりの割合で当否判定できる「当り」か「ハズレ」の勝負となるが、本機はスペシャルルートの出口が3つ存在し、その振り分けによって大当り期待度が構築される。
3つの出口のうち、真ん中からの排出になれば一直線にVに向かう激チャンスパターンとなるが、Vゾーンが常に左右に可動しているので必ず大当りするとは限らない。このあたりのフックが絶妙である。
一方、スペシャルルートの出口が左右の場合であっても、まだ大当りの可能性は残っている。左右からの排出だと下段ステージに搭載された2基のターンテーブル役物に絡む形に。これはノーマルルートと同じ扱いとなるが、玉の進入角度が違うので、微妙に差異のあるフロウを描く。
スペシャルルート真ん中以外はこのターンテーブル役物に大当りの期待が依存されるわけであるが、この役物が無限の入賞ルートを創出するトラックメーカーとなっている。
構造自体は非常にシンプルで、ペットボトルのキャップをひっくり返したような形状の装置に、玉が出入りできるような切れ込みが2ヵ所加えられているだけ。これが左側が反時計回り、右側が時計回りに、つまり外回転するように回っている。