パチンコ店員vs「プロ集団」の激闘!? 「明確な証拠」が導いた「予期せぬ結末」…
みなさんは、パチンコ・パチスロの「勝ちやすい台」のみを大人数で狙い撃ちし、とことん勝ちにこだわっているグループ、通称「軍団」をご存じでしょうか。
純粋に遊技を楽しむお客様とは異なり、出玉獲得のみを徹底的に追及するプロ集団。それこそが「軍団」です。
私が勤めていたホールにも「軍団」が定期的に現れ、大量の出玉を荒稼ぎされていた時期がありました。正直に申し上げて、遊技という概念から大きく外れて勝ちにこだわっている「軍団」はパチンコ店にとってマイナスでしかありません。
最初は2、3人程度の少数で活動していたので気になりませんでした。しかし、情報を聞きつけた仲間が続々と押し寄せるようになり、気づけば当時の看板機種40台のほとんどを「軍団」が占拠するようになったのです。
確かに看板機種は勝ちやすいのかもしれません。ただ、ホール側が看板機種を用意している事は常連様や、健全に遊技されているお客様に楽しんでもらいたいという気持ちが大きいです。「軍団」だけに遊技されるのは喜ばしいことではございません。
「軍団」に占拠される事のメリットは「出玉感」がアピールできる事ぐらいです。しかし、毎日のように占拠されてしまっているので、他のお客様が打てないのでは意味がありません。結果として、ホールの印象も悪くなり、離れていった常連様も数多くいたと思います。
もちろん、ホール側も黙ってはいません。看板機種の設定を厳しくしたりするなど、占拠されないように対策を打ったのですが…。
さすがプロと言ったところでしょうか。「勝ちにくい」と判断した「軍団」は、次の日から一切来なくなったのです。無論、プロが嫌がるような状況のままではお客様は戻ってきません。頃合いを見て看板機種に再び力を入れ始めました。