パチンコ語り継がれる「ビッグネーム」…ワールドカップの裏で生まれた「初代」の見事な完成度!!
本機の象徴ともいえる「大リーグボールリーチ」を見ればそれは明らかであろう。「1号」「2号」「3号」と球種によって変化する期待度。ファールになれば信頼度大幅アップし、経由演出のバリエーションが多彩な発展フロー。原作の世界観にフルコミットした見応えのあるリーチとなっている。
反面、家族がちゃぶ台に乗って画面を横切る演出や明子がフライパンで図柄を打つリーチなどコミカルな要素を散りばめているのもこの初代からの色付けである。これがクリスマスボッチや一徹巨大化リーチといった笑いを誘う演出への到着をもたらせたのである。
2002年、日本を熱狂の渦に巻き込んだ日韓ワールドカップの裏では約20年間ファンの支持を受け続ける野球コンテンツが生まれていたのである。
(文=大森町男)