パチンコ絶好調『とある』誕生に大きな影響!? 抜群の知名度を誇る「〇〇コンテンツ」の金字塔!!
「おばけ」や「妖怪」を扱ったコンテンツ、特に後者を標榜するものには少し幼稚な印象もあるが、カテゴリーやジャンル、年齢を問わず一定の人気と需要があるモチーフでもある。
もちろん、妖怪をテーマにした高品質の作品も多く存在。京極夏彦の百鬼夜行シリーズやギレルモ・デル・トロの「パンズ・ラビリンス」などは多くの人がその作品性を認めるところである。
ただ、本邦においては、近年のヒット作である「妖怪ウォッチ」からもわかるように、マンガやアニメとの結びつきが強く、妖怪関連コンテンツの多くはこの分野から生み出されている。世界のヒットメーカー・スタジオジブリにも多く採用される要素であることからも、見て取れる。
そんな妖怪コンテンツの源流にして最高峰に位置するのが「ゲゲゲの鬼太郎」であろう。ある年代以上の人は妖怪の知識のすべてをこの鬼太郎から得たのであるが、こんなメジャー作品を我が業界が放っておくはずもなく、20年前にパチンコ・パチスロ化された。
当時、話題となったのはパチスロのほうで、パチスロ『ゲゲゲの鬼太郎SP』は史上初となる液晶画面を搭載した画期的なマシンとして注目をあびたのである。このパチスロ『ゲゲゲの鬼太郎』から遅れること数ヵ月、藤商事から『CRゲゲゲの鬼太郎』がリリースされることとなった。
同社としては初のタイアップ機で、鬼太郎はもちろん、目玉のオヤジ、ねずみ男、猫娘、砂かけばばあ、子泣きじじい、ぬりかべなど主要キャラクターのすべてにリーチ演出が用意されている、なかなか見応えのある演出が特徴であった。目玉のオヤジが奮起を促す後半発展になれば大チャンスの展開もアツい。
また、基本は左右テンパイから発展するリーチだが、左右テンパイでぬりかべリーチ、中右テンパイなら目玉のオヤジリーチと、その形でもリーチに発展する可能性があるので、常に期待が持てるように工夫されていたのである。
スペックは大当り確率1/315.5の1/2ループ確変タイプ、250回リミット。ちなみに、兄弟機に『CRゲゲゲの鬼太郎2』とナンバリングがふられている(もうひとつは「F」)珍しいケースの機種で、このために続編に「2」を使用できず『CRおいっ鬼太郎』というタイトルとなり第3弾で『CRゲゲゲの鬼太郎3』になっている。
ついでながら、『CRゲゲゲの鬼太郎F』と『CRゲゲゲの鬼太郎2』にスペック的な差異は見当たらない。では、何が違うのかといえば通常変動の時短機能で、「F」が保4で時短が働くのに対し、「2」は保3から変動が短縮されるのである。
『Pとある魔術の禁書目録』が絶好稼働中で高い人気を誇っているが、この『CRゲゲゲの鬼太郎』がアニメタイアップの礎を築かなかったら、『とある』は存在していないかもしれない。そんな歴史と伝統を感じさせる一台でもある。
(文=大森町男)
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