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パチンコ業界のみならず文化芸術事業も牽引へ。「セガサミー」文化芸術財団が「新プロジェクト」立ち上げ

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 国内外の優れた芸術や伝統文化への寄与を目的とする、「一般社団法人セガサミー文化芸術財団」(本社:神奈川県横浜市、代表理事:里見治紀)。同財団が運営する「Danse Base Yokohama」(通称DaBy/デイビー)は12月21日、視覚障害者とダンスの新しい味わい方を探求するプロジェクト「ダンスのアクセシビリティを考えるラボ~視覚障害者と味わうダンス観賞篇~」の立ち上げを公式HP上で公開した。

 同財団は「ダンスは多様な見方ができることが魅力の1つである一方、見方が分からないと捉えられ、観賞のハードルが高く感じられることが少なくない」とコメント。当プロジェクトでは、振付家・ダンサーが新たに創造したダンス作品を言葉で伝えるプロフェッショナルの批評家・詩人・美学者・インタープリター(解釈者)によって描写されたナレーションとともに、視覚障害者が観賞するのだそうだ。

 本研究会の様子はドキュメンタリー映像としてまとめ、文化庁「文化芸術収益力強化事業」の一環として株式会社precogが展開するバリアフリー型プラットフォーム事業「THEATER for ALL」にて2021年2月の配信を予定している。

 DaBYはダンスを社会に開いていくためのプラットフォームとなることを目指し、横浜市中区みなとみらい線馬車道駅直結の複合施設「KITANAKA BRICK&WHITE」内に、2020年6月にオープン。これまでダンスにアクセスすることの難しかった人々へのアクセシビリティを高め、ダンス観賞者を増やすための多様な活動をしている。
  
 このDaBYはダンス関係者の国際的な交流の場となること、他分野との交流、次世代の表現者の育成、コンテンポラリーダンスと社会とのかかわりを問う活動など、幅広い活動目的のもとに誕生した。

 また、オープンな実験場でボックスインボックスに構成された空間設計がDaBYのコンセプトを踏まえたデザインであることから、従来にはなかった役割を担う文化施設としての可能性を評価され、日本デザイン振興会主催の「2020年グッドデザイン賞」を受賞している。

 セガサミーグループにはパチンコ・パチスロのみならず、文化芸術事業でも時代をけん引することを期待したいものである。

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