パチンコ「36時間ぶん回し」で「7万発」の激勝!?「家パチンコオールナイト2021」…アナタのいるところがすでに三重!!

　日本を作った伊邪那美命から誕生し、神々が住んでいた高天原を統治していた天照大御神。そんな神話において最高峰に位置する神が祀られている（伊勢）神宮は全国各地から参拝者が集い、年間で800万人クラス、最高で1000万人がお参りに来る日本屈指の神社である。

　当然、初詣の人手は並外れていて、正月三が日で50万人以上とかなりの賑わいを見せるのだが、その参拝客に対して「トイレを貸し出す」ことを理由にこの時期、三重県にあるパチンコ店は大晦日から元日の夜まで24時間以上店を開けることができる。

　これがいわゆる三重のオールナイト営業で、この聖地目指してこれまた全国各地のパチンカー・スロッターが参拝に来るのである。

　ただ、正直この理屈はおかしい。というのも、伊勢神宮の初詣参拝者数は全国でトップ20にも入っておらず、どちらかといえば少ないほう。それなら200万、300万人規模で参拝客が来る東京（明治神宮）、千葉（成田山新勝寺）、神奈川（川崎大師）、京都（伏見稲荷大社）も大晦日からオールナイト営業を許可するべきではないか。

　まあ、格式でいえば伊勢神宮には勝てないし、「旅打ち」という概念がすっかり消滅してしまった昨今の状況を考えれば、最後の砦として地域を限定したお祭りがあるのはありがたい。「パチンコをしに遠くに出かける」ことに意味があるのである。

　とはいえ、実は町男、この業界に無駄に長くいるわりにはオールナイトに行ったことがなく、パチンコ狂として人生で1回はオールナイト詣に参加したいと思っているのだが、近年の状況を鑑みるにしばらくは参列をはばかられる。

　そこで、来たるべき日に備え、家パチでオールナイトパチンコをシミュレーションしてみようというのが本企画の趣旨である。家パチなら24時間どころか48時間でも96時間でもぶっ続けでプレイできる。これこそシミュレーションアプリの強みである。

　さて、目的は「オールナイト実戦を行く時のシミュレーション」なので、行くつもりでホール選びも模擬演習してみる。これも謎だが、オールナイト営業は伊勢市だけでなく、三重県の全域で行われているので、まずは打つ場所のチョイスである。

　貧乏くさい私は、せっかく三重に行くのなら観光とか行きたい所に絡めて出かけたい。伊勢市はもちろん、四日市や松阪市、志摩、鳥羽など候補地はたくさんあるが、町男的には志摩スペイン村か熊野古道の二択であるが、やはり熊野古道に行きたい。そこから高野山まで足を伸ばせば完璧である。

　P-WORLDによれば熊野市にあるパチンコ店は2つ。この2店は距離が近いのでどちらでもいいのだが、名前がカッコいいので「パーラーカオス」にしよう。続いて実戦マシン。設置機種から777TOWNでプレイできるものを確認したところ、これはもう『ぱちんこCR真・北斗無双』しか勝たん。即決である。

　で、オールナイトの営業時間となる36時間をぶん回した結果、総回転数1万4721回、大当り回数100回、確変71回、総出玉8万8099発、差玉7万9849発の激勝となった。

　これは実際に行く時が楽しみである。『ぱちんこCR真・北斗無双』を筆頭にしたCR機はもう打つことが叶わないが、P機の爆発力はすでに実証済み。『大工の源さん超韋駄天』や『Pとある魔術の禁書目録』などで爆出しすることも夢ではない。

　早くなんの気兼ねもなくオールナイト営業に行ける日が来ることを望むばかりである。

（文＝大森町男）