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現役パチンコ店長が新台入れ替えに対する「ホンネ」を激白!大切なのは「お金より気持ち」!?

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 ビックタイトル・話題のタイアップ機など、秋からの新台ラッシュによってパチンコ店は賑やかさを増している。12月も話題作が次々と導入予定となっており、この勢いは加速しそうな気配だ。

「話題の新作を打ちたい」と考える遊技者が店へ足を運ぶことは当然であり、店側にとって新台入れ替えは「大きな集客が見込めるイベント」といえるだろう。

 しかし店側も無料で新台を仕入れている訳ではない。当然ながら新台購入費が必要となる以上、店側も慎重な判断の元で新台の入れ替えを行っているはずである。

 実際に店側には新台入れ替えに対する”さまざまな思い”があるようだ。

 取材させて頂いたのは業界歴20年。某パチンコ店で主任・副店長職を経て、現在は店長を務める『Y氏』だ。今回は『Y氏』よりうかがった話を要約した形でご紹介させて頂きたい。

Y氏「広告規制が激しい今の時代、新台入れ替えは貴重なイベントです。実施しなければ生き残っていけないといっても大袈裟ではありません」

–新台は話題性がありますからね。「一刻も早く打ちたい」と考える人は多いです。集客手段としての役割は大きそうですね。

Y氏「新台の導入は集客数に大きな影響を与えます。しかもタイミング・台数によって大きく変わってきますから、旬なうちに1台でも多く入れたいと店側は考えるものです。しかし実施するのは決して簡単ではありません」

–確かに人気の台ともなれば1台で数十万といった金額が必要になります。頻繁に実施することが難しい店もあるでしょうね。

Y氏「それだけではありません。メーカーとの”付き合い”が大きな影響を与える場合があります。メーカーより『アノ台(欲していない台)も一緒に買ってほしい』といったような提案を受けることも珍しくないんです」

–その場合は導入(増台)する予定のなかった台も購入するのですか?

Y氏「その判断は店によって違うでしょう。競合状況によって大きく異なると思いますよ。最近はこのようなジャッジは、店長任せではなく社内としての意思表示をすることもあります。個人的には納得できない部分もありますが、そういったメーカーとの付き合い方が今後(次回の新台導入など)へ繋がるんです。仕方ないのかもしれませんね」

 以上が今回『Y氏』にうかがった内容である。

 イベント・広告の規制が強まっているパチンコ業界にとって、新台入れ替えは極めて重要なイベントだ。しかし導入台数と時期によって稼働率はまったく異なる。「ライバル店の密集している激戦区」が増えている現在、新台入れ替えを有効活用できるか否かは店の運営に大きな影響を与えるだろう。

 導入台数によっては大きな打撃を受けることになるかもしれない。近隣のライバル店より導入が遅れてしまえば、その地域では「新台としての価値」が下がってしまう可能性もあるのだ。しかし『Y氏』も語っているように他の店を意識した入れ替え(時期や台数など)を実施することは決して容易ではないようである。

 遊技する側と運営側で見えている(考えている)部分が違うのは当然。

 今後も運営側だからこそ生まれる答え。日々の苦労や、業界の展望などを様々なパチンコ関係者にうかがっていきたいと思う。

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