パチンコ新台「小当りリミット」を駆使した“斬新“なゲーム性! 直撃大当り「2000発」の出玉力がハートを切り裂く!! 【クセ強スペック研究所】

 マンガをパチンコに移植する大胆な演出が話題となった『FAIRY TAIL』。そのシリーズ最新作『P FAIRY TAIL2』はスペックマニアの間で仕組みがエグいと評判である。

 基本的なゲームの流れは以下の通り。大当り確率が1/199.8のミドルタイプで、50%で電サポ77回転の「FAIRY RUSH」に突入するが、残りの50%は10回転の「ゼレフバトルモード」に移行する。

「ゼレフバトルモード」は単純なRUSH突破チャレンジではなく、バトルに勝利すれば約2000発の出玉が獲得できる特殊なモードとなっている。一方の「FAIRY RUSH」は平均継続率が約70%となる連チャンモードで大当りの1/3以上で2000発の出玉となるボリューム感が特徴となっている。

 また、RUSH中はランクアップバトルシステムという新機能を搭載。リーチが発生するほどバトルの勝率がアップし、5回目には勝利が濃厚となる仕組みが採用されているのである。この新機軸の演出を可能にしたのが冒頭の「エグい仕組み」となる。詳細を見よう。

 本機は1種2種混合機だが、通常の同タイプでは右打ち中に小当りを獲得することでV入賞し大当りを発生させる仕組みとなる。小当りを引くことでVアタッカーが開放され玉が入る。

 この構造は本機でも同じで、小当りすればV入賞の権利を獲得できるのだが、ゲージ構成によって電サポが作動している間はVアタッカーへの入賞が阻止されるようになっているのである。

 ではどうすればVアタッカーに入賞できるようになるのか。電サポを停止させる状態になればVアタッカーに入る。そこで本機には時短を終了させるための小当りリミットが搭載され、小当りを規定の回数まで繰り返すと電サポが発動しなくなるのである。

 そして、小当りが発生するとリーチがかかるように設計し、リーチ成立ごとに小当りリミットが消化され、すなわちリーチ=バトルに発展するたびに大当りへの期待度がふくらむという図式が完成するのである。

 小当りリミットには1回から5回までの1つずつに振り分けが存在し、最大でも5回バトルが発生すれば大当りとなる。小当りの抽選確率は約1/33.2で、もちろんリミット回数が少ないほど連チャンの期待度が高くなる。

 本機の深さはこれだけではない。先ほど電サポのない状態が大当りのチャンスだと説明したが、右打ち中にリミット到達せずとも電サポが発動しない場面が存在するのである。それは残保留の抽選時。

 時短終了後に移行するのだから当然といえば当然だが、この残保留ではリミット関係なく約1/33.2の小当りを引ければ即V入賞となるので、連チャンのラストチャンスとなる残保留の意味がより際立つ作りとなっている。

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