パチンコ店で「高額マシン」を破壊の「超ミス」!まさかの「売り上げがゼロ!?」…仏の店長を“鬼”に変えた「許されぬ大失態」
「失敗を恐れずに挑戦することが大事」。このような言葉を新学期の全校集会で校長先生が話したり、新卒社員に向けて企業の社長が祝辞として述べる事は多いと思います。
当時の私には「なんのこっちゃ」といった感想しかありませんでした。しかし、実際に社会に出てみると失敗から学ぶことが非常に多く、そういった言葉の重みや意味を痛感したものです。
今でも失敗ばかりのポンコツではございますが、最も失敗が多かったのはやはりホール店員時代でした。多くのお客様に対応し、予測不能な遊技台のトラブルが待ち受けるパチンコ店はまさに戦場。ちょっとしたミスが命取りとなる場合も少なくありません。
これまでのコラムでもご紹介した通り、私は数多くのトラブルを巻き起こして参りました。迷惑行為を繰り返すお客様への対応を誤って怒りを買い、あわや「乱闘騒ぎ」へと発展しかけた、なんて事もございました。
接客トラブルもそうですが、遊技台に関するトラブルも重大です。玉を島内で循環させる還元機に異物を混入させてしまった末に補給機能が停止。一時的に島を閉鎖せざるを得なかった事もありました。
これら数多くの失敗を経験し、学ぶことによって私は一人前のホール店員へと成長していったわけでございます。全てが良い思い出ともいえるわけですが…。
ただ1つだけ。思い出したくもない“最低最悪”のエピソードが存在します。
私は過去に、ホール店員にとって「失敗が許されないミス」を冒してしまったことがあるのです。スタッフやお客様の信頼を失い、店舗の売り上げにまで「大きな穴」を生じさせた最大のやらかし。仏のような店長が鬼の形相でブチ切れた“痛恨の大失態”をご紹介しましょう。
ホール営業の売り上げに直結するのは稼働ですが、多くのお客様にお越しいただくためには「来店動機」が必要となります。一昔前は大々的にイベントを行えたので比較的集客が容易でしたが、今ではそうもいきません。
会員カードのポイント交換会や、店内の装飾を変更してリニューアルオープンなどを行っているホールも多いです。ホールの集客を行うために、このような来店動機を作るのも重要ということでございます。
そんな来店動機において、抜群の効果を発揮するのが「新台入替」。「新台を打ちたい」というお客様が必然的に集まりますし、「新装初日は出玉に期待できる」と考えている方も多いでしょう。現在のホールにおける唯一無二の来店動機。集客を見込める最も重要な日と申し上げても過言ではございません。
実はこの特別な日が今回の舞台。私はこの「新台入替」を台無しにしてしまうミスをした事があるのです。数年前のある日。総勢100台を超える大型の入替作業を行っていた際のお話でございます。