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パチンコ店で「高額マシン」を破壊の「超ミス」!まさかの「売り上げがゼロ!?」…仏の店長を“鬼”に変えた「許されぬ大失態」

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 私はパチスロ台の取り付けを任されておりました。当時の目玉機種である『パチスロ北斗の拳 転生の章』を1島まるごと40台の設置というヘビーな作業を、先輩スタッフと2人で進めていたのです。

 単純計算で1人当り20台。閉店までホール業務を行っていた私にとっては、地獄のようなローテーションでした。2~3台対応した時点で既に息が上がっていた記憶がございます。

 先輩スタッフに助けてもらいながら40台全ての取り付けが完了。私は「ようやく終わる…」と安堵しながら、電源プラグをコンセントにさして遊技台を起動させようとしたのですが…。

 その時に事件は起こりました。遊技台の電源ボックスが“バツン”という音を立てて、何一つ反応しなくなったのです。「おかしいな」と思いながら、私はすぐにコンセント部分を確認。すると…。

 あろうことかプラグを「100Vに差し込んでしまっている」ではありませんか!

 ご存じない方も多いと思いますが、パチスロ台には「24V」と「100V」といった2種類の電圧が存在しております。私が取り付けたサミー製の台は規格が「24V」。それを「100V」のコンセントに差したため、電源ボックスがショートしてしまったということです。

「血の気が引くレベル」ではありませんでした。卒倒してしまうほどの衝撃が私を襲ったのです。

 当然でしょう。こうなったら部品の交換を行わないと使い物になりません。ただ、メーカーにお願いして部品を取り寄せるのには時間がかかります。更には、その後に警察へ申請して、交換個所の確認を行わなくてはなりません。少なくとも稼働させるのに2週間以上はかかるでしょう。

 つまり、私が故障させた新台『パチスロ北斗の拳 転生の章』は、新台入替の初日から稼働停止せざるを得ないという事。超のつく人気シリーズ最新作だからこそ、ホールも40台の大量導入を行ったわけですが…。

 私の不注意によって、貴重な新台1台の売り上げを全て水の泡と化してしまったのです。

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