パチンコ“連チャン”の象徴「RUSH」を広めた火付け役!? リーチと出玉でファンを魅了した傑作!!
ラッシュ。この言葉をパチンコの連チャンを表現するものとして採用した人はワードセンスの天才である。次から次へと大当りが怒涛のように押し寄せるさまを実に見事に表した。言葉を使う者として嫉妬するレベルである。
ところで、このラッシュの本来の意味は何なのであろうか。ひとくちに「ラッシュ」と日本語で書いてもその答えは見つからない。じつは「ラッシュ」と表記する英単語は4つ存在するのである。LASH、LUSH、RASH、そしてRUSH。
パチンコのラッシュはRUSHであり、「突進」や「急ぐ」を意味する。ラッシュアワーのラッシュと同じで、「何かに向かって勢いよく走る」といったニュアンスである。
それはそうと、この「ラッシュ」というフレーズはいつからパチンコで使われるようになったのだろうか。機種名を見てみると1995年にサミーから登場した『CRゴールドラッシュ』が確認できる。
ただ、これは「ゴールドラッシュ」というパッケージありきの言葉の使い方となっているので、ここで問うているものとは性質が異なるだろう。で、その次となると藤商事の『CRエキサイトラッシュ』に突き当たる。
この機種はアレンジボールの最高峰「エキサイト」の正統後継機で、連チャンの炸裂具合をまさに「ラッシュ」と例えた最初の台と言えるのではないだろうか。しかし、『CRパトラッシュ』の存在を忘れてはならない。このマシンこそパチンコに「ラッシュ」の言葉と概念を定着させた立役者なのである。
70回転の限定確変、つまりST機能によって高い継続率とパワフルな出玉感を両立させたスリリングな連チャンモードが多くのパチンコファンに刺さり、この連チャンパッケージが確立することとなった。
この『CRパトラッシュ』と人気を二分するパチンコ三大ラッシュのひとつが同じSANKYOから登場した『CR J-RUSH』である。アレパチを彷彿させる盤面構成、極めてシンプルな演出、スピーディーな展開、ほどよい出玉感と秘めた爆発力。特に年配のファンに好まれる激渋なシリーズのパチンコ機となっている。
状態によってリーチの確率が変化するリーチ管理システムが特徴で、大当りすると確変でも通常でも電サポモードに突入するが、このときよくリーチが発生すると大当り期待度とともに確変の期待度も上昇するのである。
本機はスペックが1/285のミドルと1/199のライトミドルの2タイプあり、前者の場合は電サポ抜けで潜確になることが確率的にかなり低いのに対し、後者では電サポ抜けの3回に1回が潜確となる可能性があるなど、スペックの種類によってゲーム性に違いが生じるような面白さもある。
アナログ感はもちろん、かつての怪しい雰囲気をまとっていたパチンコのノスタルジーも胸に沁みる『J-RUSH』なのである。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。
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