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パチンコ「5万発」も続出の「新規大型タイトル」絶好調! コロナ禍も売上高は「前期比7%増」

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 パチンコメーカーの藤商事(東証JASDAC:6257)は5月7日、2021年3月期決算を発表した。

 これによると売上高は前期比7%増の269億2,700万円、営業利益は3億8,300万円、経常利益は4億8,600万円で、当期純利益は1億2,200万円。前期の売上高は251億7,200万円、営業損失は22億7,900万円、純損失は47億1,900万円だった。

 期間中における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大による社会経済活動の制限の中、総じて厳しい状況におかれた。遊技機業界においてもパチンコホールの稼働低調に加えて旧規則機の撤去期限延長により、新台販売は低調に推移した。

 このような状況下、同社は安定した業績の確保と中長期的な成長の実現に向けて、徹底した市場ニーズの調査とユーザー目線の追求による稼働力向上を最重要課題とし、新機種の開発に尽力。パチンコ遊技機『Pリング 呪いの7日間2』を4月に販売したのを皮切りに、新たなゲーム性「遊タイム」搭載機を積極的に投入した。

 そのうち、時として「50,000発」以上を吐き出すポテンシャルを有する新規大型タイトル『Pとある魔術の禁書目録(インデックス)』は導入後も好調な稼働を維持し、追加販売。ユーザーからも高い評価を受け、同社グループの次世代を担う主力タイトルとしての基盤を築いた。

 結果、期間中における6つのタイトルの総販売台数は、前期の50,100台を大幅に上回る70,500台。6号機市場の低迷及び型式試験の適合状況などを踏まえて発売を見送ったパチスロ遊技機は前期の13,600台から0台となったものの、トータルでは前期と比べてプラス6,700台となった。

 ちなみに、販売台数の内訳は『Pリング 呪いの7日間2』が11,900台、『P遠山の金さん2 遠山桜と華の密偵』が6,700台、『Pとある魔術の禁書目録(インデックス)』が26,600台。

『P FAIRY TAIL2』が7,700台、『P戦国♰恋姫 Vチャージver』が6,000台、『P緋弾のアリア~緋弾覚醒編~』が8,000台、その他が3,500台となった。

 2022年3月期の取り組みとしては、稼働力の高い機種を継続的に市場投入することを最重要課題とし、新規則機への入替需要に対応した最適なタイミングでの主力機種の市場投入、原価低減や業務効率化による利益体質の強化なども重点課題に。

 販売台数はパチンコ遊技機90,000台、パチスロ遊技機5,000台とし、売上高は前年比28,5%増の346億円、営業利益は同421.3%増の20億円、経常利益は同311.0%増の20億円、当期純利益は14億円と予想した。

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