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パチンコ「遊技機の巨大化」に賛否あり!? 日遊協が会員ホールの意見要望を提出

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 戦後まもなく復活したパチンコは、非常にシンプルなものであった。盤面にあるのは等間隔に打たれた釘と入賞口だけで、玉の動きは単調。その後、天釘やハカマ、風車を設置した「正村ゲージ」が開発されたことで、ダイナミックな視覚演出を生み出すことに成功した。

 1978年、ゲームメーカーのタイトーより発売されたインベーダーゲームが社会現象になると、パチンコメーカーも対策としてマイクロコンピューターを取り入れた電役機を続々と発売。当初はあまり受け入れられなかったものの、1980年にSANKYOが『フィーバー』をリリースすると、一時は全国設置台数が182万台超に及んだとも言われるほどの大ヒットを記録した。

 以降のパチンコの進化は目まぐるしく、今では巨大液晶のみならず多数のギミックも搭載。なかにはギミックが筐体上部から出現する遊技機などもあり、多くのファンを楽しませている。

 一方、遊技機の大型化による苦労もある。それはホールへの設置の手間と、価格の高騰である。

 遊技機が大型化すれば必然的に重量も増え、1人での作業は困難。付属の装飾が大型化されたことで接続部分の脆弱化も懸念され、台枠自体の寿命を縮めてしまう危険性もある。

 価格に関しては言うに及ばずで、ホールの経営を圧迫。その尻拭いは結果的にユーザーがすることになり、遊技機の大型化はメリットばかりではないのである。

 この問題はかねてより業界内でも議論されており、先日は日本遊技関連事業協会(日遊協)の会長が「遊技機の大型化に関する検討会の審議状況」について報告した模様。各業界誌が報じており、ユーザーの間でも話題を集めている。

 報道によると、同会長は遊技機の大型化に関する声が上がったことを受け、日遊協主催で「検討会を進めている」とのこと。

 団体や立場など、「大きな垣根を越えて業界が一丸となれるきっかけになる大きな第一歩」とし、まとめられた会員ホールの意見要望は、すでにパチンコ遊技機等製造会社36社で構成される日本遊技機工業組合(日工組)と、パチンコ・パチスロ遊技機や部備品の流通事業者を所属員とする全商協へ周知済みだそうだ。

 一方、日遊協としては今以上の縛りは求めず、その先は「メーカー個社の判断」とも。忌憚なくメーカーとホールで議論できるような土壌を作ることが目的とし、あくまでガイドラインや提言書を作ることが目的ではないとも述べたそうだ。

 これを受け、各メーカーはどのような対応を取るのか。いちファンとしても注視したいところである。

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