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甘デジ「超大物シリーズ」一撃も狙えた最高傑作を実戦!!

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 三洋『PAスーパー海物語IN沖縄5SBA』が導入され好評ですが、今回はその甘海シリーズの中でも屈指の稼働と人気を誇った『CRAスーパー海物語IN沖縄2SAHS』で遊んで来ました。

 この台は「甘海の中でも最高峰の出来だった」と、個人的には思うのですが~いかがでしょうか。まぁ本機に限らず、甘海の中でもこの「甘沖縄」はシリーズを通して非常に優秀だと思います。

 2007年にリリースされた初代にあたる『CRAスーパー海物語IN沖縄SAD』もかなりの完成度でしたね。それまでの甘海は大当りが6R固定だったのですが、沖縄SADは甘海シリーズ初となる15R大当りを採用。出玉性能に磨きがかかり大人気となったのです。

 それを更にパワーアップさせたのが本機で、SADでは4%の振り分けだった15R(※2SAHSでは16R)が8%と倍増し、お客さんのハートをガッチリと掴みました。

 それだけではなく、何と言っても最大の特徴は大当り中の先読みに尽きるでしょう。大当り中にハイビスカスがフラッシュ回転すれば、嬉しい嬉しい保留玉での連チャンが確定するのです(ハイビスカスがレインボーにフラッシュ回転すれば16Rの保留玉連チャンが確定)。

 それにしても、先読みフラッシュは本当に嬉しい瞬間ですよね。しかもハイビスカスがフラッシュし、点滅した保留玉が2個目以降であればその前の保留玉にも大当りの可能性がありますから。

 あまり海系は打たない私自身も、非常に大好きでよく打っていました。やはりホールでの貢献度は、非常に大きかったでしょうか。

 年配層からの支持が別格で高かった機種でした。私が出入りさせて頂いていたホールでも本当に最後の最後まで、それこそボロボロになるまで稼働していたと思います。

 ご存知の方も多いでしょうが、上皿にある演出用の押しボタンがメリ込んだまま戻らなくなる症状なんかも日常茶飯事でしたね。連日のフル稼働を長年続けている分、発射用のゴムなどの故障も実に多くありました。

 まぁ最後とは言っても既に後継機種が沖海3、4とリリースされていましたので、大半は1パチなどの低貸しに設置されていた訳ですが。認定機となり何度も何度も部品を交換しながら、長く使っていた店がほとんどではないかと思います。

 中古価格が非常に安定しているという意味でも優秀だった機種だと言えるでしょう。最新機種には中々手が出せないという小型店などでも、値崩れしない甘海だけは積極的に導入するというホールも多かったですしね。

 そう考えるとやはり、今回の最新版甘沖海もやはり長く活躍するのではないでしょうか。動向に注目したいです!

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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