パチンコ『無双』の名を知らしめた先駆者…出玉感あふれる連チャンで魅了した初代マシン!!
パチンコで『無双』と言えば、『真・北斗無双』を真っ先に思い浮かべるだろう。『ぱちんこCR真・北斗無双』は大ヒットを記録し、まさに業界を無双した。次々に続編がリリースされ、このたびそのCR機を彷彿とさせるニュータイトルが発表され話題をさらっている。
しかし、パチンコにおいて『無双』の名を広げた先駆者は『真・三國無双』なのである。無論、ゲームタイトルである「北斗無双」もこの「真・三國無双」からの派生モデルであり、元祖にして初代なのはこちらなのである。
ご存知「三国志」をモチーフに武将が単騎で多人数をなぎ倒していく爽快感を売りにした格闘ゲームを初めてパチンコ化したのがビスティから登場した『CR真・三國無双』で、23人の武将がゲームそのままに大暴れする演出と破壊力のある出玉性能で爽快感を味わえる内容になる。
モチーフがゲームだけにグラフィックの迫力が格別で、実際にゲームをプレイしているかのような映像を楽しめる。また、魏・呉・蜀のなかから好きなステージを選べる機能も搭載。選択した国によってゲーム性が変化するようになっている。
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魏なら役物ステップアップとチャンス目がメイン。呉は斬撃フラッシュとメモリー予告に特徴があり、蜀は液晶ステップアップ予告と大炎スベリが中心となり、リーチではそれぞれの国を代表するキャラが活躍。また、三国をランダムに変化させるオートモードも用意されている。
大当り後は最強の武将・呂布が1000人斬りを達成すれば大当りとなる「無双モード」に突入。次回ループ式の確変で連チャンとまとまった出玉を獲得できるチャンスとなる。
この無双モードは内部状態の異なる3つの形態が用意され、無双モードは確変or時短の電サポ100回転だが、真・無双モードになれば次回まで電サポが継続する通常の確変となる。3・7図柄の大当りでは真・無双モードが約束され、最初は無双モードでも内部的に確変であれば真・無双モードに昇格するパターンもある。
そして、モード終了後に移行する無双準備モードは電サポなしの確変or通常のいわゆる潜確モードとして機能。20回転以降は通常モードへ戻る抽選が行われ、SPリーチハズレ後には通常へ戻る可能性がある。
ただ、内部確変の場合は20回転を越えてSPリーチが外れた際にも通常モードに戻らないのでしばらく無双準備モードが継続する場合は潜確が濃厚となるので当るまで打ち切る必要がある。
連チャン率はスペックによって変化。大当り確率が1/399.6のマックスタイプなら確変63%でオール時短100回のSF-Tと確変72%で時短が50or75or100回のVF-T、大当り確率が1/295.2のミドルタイプで確変55%、時短20or40or60or80or100回となるMF-Tの3種類。
本機が登場した後に、山佐の『パチスロ戦国無双』やオリンピアの『真・三國無双』をはじめとするパチスロ機や京楽の『CRびっくりぱちんこ戦国無双 MAX EDITION』、サンスリーの『CR真・三國無双』と本タイトルが浸透していく。
もしかすると、本機のパイオニアとしての役割がなければ名機『ぱちんこCR真・北斗無双』も生まれなかったかもしれないのである。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。