パチンコ甘い確率ながら「2000発大当り」を装備した出玉の鬼軍曹!!

　軍隊には階級が存在する。太平洋戦争もはるか過去の話だし、徴兵制のない日本ではどのような階級があり、順番や上下関係がどうなっているのかなど判然としないものだがもっとも印象的なのは「軍曹」かもしれない。

　ちなみに、軍曹は兵の訓練や教育、指導を行う立場にいながら出世を見込めないけど現場での実績は充分な叩き上げといったポジションで、「下士官」と呼ばれる区分に属する。

　世代や趣味趣向などによってそれぞれにイメージする対象が異なるかもしれないが、私でいえばハートマン軍曹である。ゼロ距離で新兵たちを罵りまくるあの姿は衝撃的でまさに鬼軍曹そのものといったキャラクター。

　パチンコでいえば「ケロロ」一択。アニメ「ケロロ軍曹」のタイアップマシンとしてこれまで3機種が登場。P機でも甘デジタイプがリリースされたが、この『ケロロ軍曹』シリーズの最初もライトスペックなのである。

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『CRぷらちなGL ケロロ軍曹』。最大の特徴は大当り確率が1/119.81と遊びやすい確率ながら最大出玉で約2000発を獲得できるボリューム感で、右打ち中なら大当りの15％が最大の16ラウンドとなるのである。

　その分確変モードには突入しづらくなっており、ヘソ抽選時に直接確変に突入する割合は1％で、潜確や時短突破などさまざまなハードルをクリアしなくてはならない。

　まず、通常時大当りの大半で移行するのが「チャレンジタイム」。電サポ30回のチャンスモードで確変の可能性もあるが、確変でも規定回数で電サポが終了するパターンがほとんどとなっている。

　ここで大当りを引けば確変突入となるが、モードを抜けると潜伏確変or通常の「ギロロ完全降伏モード」に移る。本モード滞在中は内部状態がわからないが、「ギロロ絶頂モード」に発展すれば潜確濃厚、通常ステージに戻ってしまうと通常状態濃厚となる。

「ギロロ絶頂モード」なら大当りするまで必ず打ち続けること。もちろん、ここで大当りしても振り分けが発生するが潜確中の確変は必ず次回まで電サポが継続するようになっているので潜確がループする心配はない。

　確変「ゴールデンアフロゾーン」は次回大当りまで継続する最上位モード。継続率は50％、この間にいかに2000発大当りをモノにできるかが勝負のカギを握る。ただ、電チューでの大当り3種類中2種類で確変or時短の「バトルラッシュ」に移行するので滞在割合は短くなっている。

　そのバトルラッシュは電サポ50回転で展開。内部的に確変なら50回転消化後にゴールデンアフロゾーンに昇格。また時短の場合でも約34.2％の引き戻し率で、トータル継続率約64.6％と連チャン復帰を期待できる。

　ゆるギャグアニメで出玉感のある遊びやすいスペック。鬼軍曹から遠く離れたパチンコの軍曹を代表する機種が『CRぷらちなGL ケロロ軍曹』である。

（文=大森町男）

<著者プロフィール>

　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。