「スマートパチンコ」でさらなる荒波も!? 業界の大御所が解説
あの「鬼がかり」スペックも「スマパチ」ならばさらなる荒波に!?
去る7月19日、日本遊技機工業組合や日本電動式遊技機工業協同組合など業界4団体が都内文京区の東京ドームホテルで「スマート遊技機フォーラム」を開催し、業界関係者と報道陣に向けて、スマートパチンコとスマートパチスロの概要と展望を説明した。
スマートパチスロは既に当サイトでも触れている通り、6.5号機と同じく差枚数上限「2,400枚」に対応。有利区間ランプの区間内点灯or消灯は任意で、「MY19,000枚」のコンプリート機能の搭載が義務付けられた一方、有利区間ゲーム数上限は「無制限」となった。
対してスマートパチンコは、「MY95,000発」のコンプリート機能が搭載される代わりに、大当り確率を現行機の320分の1から350分の1まで下げることが可能に。これによってスペック設計の幅が大幅に広がり、遊技機に多様性が生まれるという。
業界の大御所がスマパチを解説
この概要について業界の重鎮であるヒロシ・ヤング氏は、自身のYouTubeチャンネル「ヤングちゃん、寝る」内の動画にて「これは相当にすごいこと」と評価。
これまで確率分母の下限が「上がったことはなかったと思う」とし、「499(分の1)から399(分の1)。399(分の1)から319(分の1)。319(分の1)から350(分の1)って、ここの動きはなかった」とパチンコの歴史を振り返った。
この確率分母の下限が上がったことで、たとえば現在大ヒット中のパチンコ『P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.』(大都技研)はシミュレート上、大当り確率を350分の1にすると、確変突入率は62%まで上げられるとのこと。
いままで以上に荒波のマシンを作れるそうで、ヤング氏は「これは楽しみ」と次世代パチンコへ大いに期待した。
ホールでは万枚どころか2万枚突破の報告もあり、ヤング氏自身も「やれる感がある。刺すまでやろうと思っている」と意気込んだ。
この6.5号機の盛り上がりについては、ヤング氏の麻雀友達でパチンコジャーナリストのPOKKA吉田氏も「時間が経てば経つほど、6.5号機のレギュレーションで取り組んだものが増えるから非常に楽しみ」とコメントしている模様。
ヤング氏も今後のラインアップを見ながら「俺は『BIG島唄30』が気になる」と、平和の6.5号機大本命のタイトルを挙げた。
これまで、ホールは「パチンコでなんとか稼いで、パチスロの不調を補填していた」傾向にある。
だが、ヤング氏は6.5号機への移行で「両方が良くなっている」と現状を分析。ユーザーとしても「打つのが楽しみ」とし、「今後の6.5号機にも期待していいと思います」と話をまとめた。