パチンコ店で目撃…許せない「生命の危機」に繋がる悪行
絶対にやってはいけない車内放置!
一向になくならない車内放置事故。パチンコ店に限ったことではないが、真夏の炎天下の車内温度は70度以上にもなり、小さな子供にとってはほんの短時間でも非常に危険だ。
パチンコ店では10年ほど前から全日遊連を中心に車内放置事故防止の取り組みを行い、子供連れで駐車場内に入場することを禁止。警備員やスタッフによる駐車場巡回も積極的に行い、未然に多くの車内放置事故を防いできた。
私がホールに従事していた時代にも駐車場巡回はしっかり行っていたが、幸いなことに子供が車内に取り残されたていたことは一度もなかったが…。
放置されるのは小さな子供とは限らない。
実は子供だけでなく○○も!?
それが何かというと動物たちで、犬や猫といったケースであれば何度も遭遇したことがあるのだ。
地域柄的な部分があるのかは分からないが、犬が放置されていたことは特に多かった。そのつど、飼い主であるお客さんを探し出し厳しく注意していたのである。
放置した本人たちは気軽な気持ちでやっているのかもしれないが、動物たちにとってはたまったものではないだろう。
変な話、言葉こそ通じないが「外に出してくれ」と思っているはずだし、実際にずっと吠えっぱなしの犬もいたほどなのだ。
小さな子供たちと同じで長時間、炎天下の車内に放置されては生命の危機に繋がるはず。中には「夏じゃないから大丈夫」だとか、「少し窓を開けているから平気」などと抜かす輩もいたが…本当にとんでもないことである。
毎日のようにペット連れのお客さんが訪れる訳ではないが、このスペースを設けて以降は車内放置するお客さんがほとんどいなくなったのも事実である。
それにしても、冒頭でも述べた通り車内放置事件が起こるのはパチンコ店以外でも多い。パチンコ店で起きた時に限って、仇のように悪意を感じる報道をするのは何とかならないものだろうか。
事故の責任は100%放置をした当事者であり、パチンコ店ではない。パチンコ店は他業種と比べても、積極的に事故防止に努めていると言えるだろう。
巡回により未然に防いだ事故は、この5年間で約450件にもなるのだ。
これだけの数が、もしも未然に防げず大きな事故になっていたと考えると…本当に有り得ないことである。以前より遥かに減ったとはいえ、完全に防ぐのは難しい車内放置事故。そういった無責任な人間が、少しでも減っていくように願うばかりだ。