今のパチンコは「毎日が15年前の年末年始と同じ」営業スタイル!?
衝撃的なデータが発表された。今のパチンコは毎日が「2007年から2008年頃の年末年始時期と同程度」というのだ。
人気ライターで番組制作会社の社長でもあるヒロシ・ヤング氏が主宰するYouTube「ヤングちゃん、寝る」内の動画「パチ裏ワイドショー」によると、このデータは業界誌「PiDEA」の情報サイトに掲載されたそうだ。
発信源はダイコク電機が開催した「DK-SIS白書2022年版-2021データ-」のオンライン発表会。DK-SISとは全国にある同社のデータロボで集計したサンプルをもとにあらゆるデータの平均値が閲覧できるサービスで、このデータを参照してDK-SIS室長の片瀬宏之氏は2021年を振り返り、ホールの時間粗利は「2007年~2008年頃における年末商戦の時の1,180円を超えている」と説明したそうだ。
業界の重鎮がホールの現状を危惧
2007年から2008年にかけては、パチスロが4号機から5号機へと移行したタイミング。当時のパチスロは非常に厳しい状況で、パチスロで取れない粗利をパチンコで補填するホールが大半だった。
2021年も当時と同じような状況で、6号機に移行したパチスロは低迷。ホールはパチンコに頼らざるを得なくなり、結果、「最近のパチンコは以前より、明らかに回らなくなっている」そうだ。
もちろん「交換率が上がったり、遊技人口の減少などが原因」ともしたが、「ホールは企業」である以上、「利益を上げないといけない」と話すヤング氏。「前年よりも売り上げを伸ばさないといけない」ことから、必然的に調整が厳しくなるという。
また、円安やコロナ、半導体不足など様々な要素が重なったことによる「台の原材料の高騰化」も原因のひとつと指摘。現状を「客が減った喫茶店のコーヒー代が上がるのと同じ」とし、「パチ・スロの遊技代金が値上げしたと考えて差し支えない」と続けた。
要するに、現状は「毎日が2007年から2008年頃の正月営業と一緒」だそうで、ヤング氏自身も「肌感で『なるほどね!』と思っちゃった」とのこと。「最近はボーダー以上の台があるなんて思って行ってない」と語った。
「客の頭数が戻ってほしい」と…
一方、低迷した5号機が徐々に盛り返したように、6号機も6.5号機への移行で人気再熱の予兆がある。
ただ、収録日も打ったというヤング氏は「今日も5万使って6万出した」「ジェットコースターパチンコではやれる人に限りがある」と揶揄すると共に、「パチンコイコール娯楽の王様」だったと回想。
とにもかくにも「客の頭数が戻ってほしい」とし、「なんとか歯止めがかかって良い方向に行ってほしい」と願いを込めた。
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