「最大差玉95000発で打ち止め」発動。次世代パチンコの新たな機能は何をもたらすか?
クセ強スペック研究所「コンプリート機能」
パチンコにおける新機軸、新感覚のゲーム性を生み出した特殊は仕組みについて考察を展開する「クセ強スペック研究所」だが、今回はスペックではなく、ある「機能」について掘り下げてみたい。
その機能とは「コンプリート機能」だ。玉に触れずに遊技ができる次世代遊技機と呼ばれる「スマートパチンコ」において注目されている、これまでにない役割を持つ機能が実装されている。
少し前に『リゼロ』で21万発も出たという事件が起こったが、この出来事からもわかるようにこれまでのパチンコ機は一度稼働すれば時間が許される限り出玉を吐き出し続ける。
しかし、コンプリート機能が搭載された台は、規定の上限に達するとパチンコとしての機能が停止し、それ以上遊技を続けることができなくなるのである。要は「打ち止め機能」で、その日は稼働不可。閉店後にコンプリート機能を解除しなければならない。
機能についてある程度知識を持っていたほうがよい
そんなコンプリート機能を搭載した新機種の発売がこのたび発表された。京楽産業.の『ぱちんこアズールレーンTHE ANIMATION』である。登場は来年の2月ということで、実際に打てるのはまだ先だが、いまからこの機能についてある程度知識を持っていたほうがよいだろう。
さて、肝心のコンプリート機能発動条件だが、MYで95000発以上となっている。10万発出玉も珍しくないP機とはいえ、なかなか頻繁に発生する出玉数ではないので過度に心配する必要はないが、それでもいくつか懸念点はある。
まず、発動条件の「MY」がよくわからないだろう。これは「1日の最大差玉」という意味で数字が大きいほど荒い機種であることを示したりするが、「差玉」なので単純に95000発出たと同義ではない。
要は、その日で1番ハマったときを基準に増えた玉がカウントされるので、例えば20000発を吸い込こんでから連チャンがはじまるとプラス75000発で規定に到達することになる。
また、これは1回の連チャンに限らずその日を通しての尺度なので、極端な話をすれば前に打っていた9人がそれぞれプラス10000発の出玉を獲得していると、最後のプレイヤーは5000発でコンプリート機能の発動を迎えてしまうような状況を起こりうるのではないだろうか。
したがって、コンプリート機能到達までの表示や告知タイミングが重要になってきそうだが、パチスロは18500枚(リミット19000枚)と調べるとすぐ確認できるのに、なぜかパチンコの告知タイミグは言及していることが少ない。
どうやら「90000発以上になった場合で必ず報知する」らしいのだが、つまり到達直前までプレイヤーは状況を知ることができない。これはひょっとすると遊タイム以上にプレイヤーの行動を縛ることになるのではないだろうか。
サラリーマンが夕方から打ちに来た場合、大当り回数などデータで「なんかいっぱい出ている」ような台は、せっかく連チャンしてもコンプリート機能が発動しそうで損しそうな気分になる。
出玉性能が格段に向上している現在のP機で、しかもスマートパチンコでは大当り確率が1/350未満となり出玉力のさらなる増加が見込まれる状況になって、コンプリート機能がどういう影響を及ぼすのか、注目したい。
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