わずか150回転で遊タイムに到達! 「引き弱に優しい」極上甘デジを打ってそのありがたみを味わう
気持ちよくなりたい。ただそれだけ
ミドルスペック界隈では完全に「ない」ものされている遊タイム。パチンコファンのなかでも「あんなものいらねー」みたいな雰囲気が醸成されている昨今ではありますが、引きに難のある町男めは遊タイムが大好きです。
「回らないけど遊タイムがある台」と「回るけど1000、2000ハマるかもしれない台」。理論的に考えれば当然後者ですよね。1000、2000ハマるのは結果論なので、回ってるほうが良いに決まってます。
このあたりが、パチスロの天井のようにゲーム性として定着しファンに根付かなかった理由の一因でしょうか。
しかし、はぐれ刑事純情派ならぬ、くされ養分感覚派のパチンコファンである私はそんな「持ち家と賃貸どっちが生涯で得になる?」みたいな気持ちでパチンコと向き合っていないんですよ。気持ちよくなりたい。ただそれだけです。
その観点からすると、ハマらないで当るほうが絶対良いに決まってるじゃないですか。あまつさえ、そのゴールから連チャンが始まったりするんですよ。遊タイム最高。
もちろん、遊タイムは引き弱に優しいという特性があり、その恩恵にあやかることもたぶん普通の人より多いのではないかというような個人的都合もあるから遊タイムを支持するのですが、逆に引きが弱いからこそ陥る最悪な状況を経験することも。
いわゆる遊タイムストッパーですね。遊タイム発動消化回転数の間近で大当りしてしまう現象です。その場合、大抵がダメな結末に向かっていくんですが、これが起こると本当に悔しい。
なんで今までうんともすんとも言わなかったくせに遊タイムが近づくと演出が賑やかになってアツい演出が簡単に出てくんねんと。マジで腹が立ちます。
つい最近も、あと2回で遊タイムに入るのにあっさり当りやがって。遊タイム=RUSH突入の機種ですよ。しかもRUSHのハードルがけっこう高いから遊タイムめちゃめちゃ大事なのに。で、当然あとのチャレンジモードも突破できず。
すべてを台無しにされました。大当りしてるのに。当ってるのに当らないほうが良い矛盾。いかにもパチンコ的ですが。当りを引くのに(純)ハズレが必要みたいな。
遊タイムまでわずか150回転の極上甘デジ
いや、そんなことはどうでもよくて、こんな仕打ちを喰らったので、もう絶対遊タイムに入れないと気がすまなくなってしまいました。そんな時の強い味方、『PAコマコマ倶楽部with坂本冬美 ごらくバージョン「PB機」』(豊丸産業)です。
遊タイムまでわずか150回転。なんてすばらしいマシンでしょう。150回転なんて15回転も同然ですよ。ちょろっと打てばもう遊タイム。さっそく打ち始めると、いい感じに当りません。たいした演出も出ず、順調に回転数を重ねます。
しかし、もうすぐ遊タイムというところで緑保留からきりもみリーチへと危ない場面が。しかも2回連続。おいマジかよと思いながらもなんとかこの局面を切り抜け遊タイムに突入しました!
謎の達成感。ただ、本機は大当りすれば100%ST+時短のモードに突入するので遊タイムの恩恵はありません。案の定、最低時短の25回であっという間に連チャンモードをスルーしたところで正気に戻りました。
まさに「ひとり寝女の泣き枕」で夜を過ごし、「ブッダのように私は死んだ」のでした。なんだ、この話。