元祖「超速パチンコ」正統後継機にネガティブな声!? その理由を「業界の重鎮」が分析…メーカーの気持ちを代弁
元祖「超速」パチンコ正統後継機にネガティブな声!?
大手メーカーのサミーは年明け早々、最新パチンコ『P聖戦士ダンバイン2-ZEROLIMIT HYPER-』のスペシャルムービーを公開した。CR機時代にロングヒットを記録した、『ぱちんこCR聖戦士ダンバインFWN』の正統後継機。そのアナウンスに多くのファンが歓喜したわけだが…。
業界の重鎮・大崎一万発氏によると、スペックが公表されるや否や、SNS上では批判的な声が目立つそうだ。
それについて、大崎氏は自身のYouTube「まんぱつ」内の動画にて「スペックが大きく変わったことにある」と発言。先代はST&小出玉高継続タイプだったのに対して、今作は1種2種混合タイプ、1分の1当たりの3回リミット機に改良されている点が大きいという。
基本情報は既に製品サイトで確認でき、これによると、今作の大当り確率は約319.7分の1で、初当りはALL10R約1,500個。RUSH突入率は52%で、残る48%は大当り消化後に通常時へと移行する。
右打ち中は先述の通り、大当り確率約1分の1で、3回の大当り保証。この間に約50%の「リセット」を引けば再度3回の大当りが約束される仕組みで、トータルRUSH継続率は約93%にも及ぶそうだ。
ちなみに、電チューでの大当り振り分けは9R+リセット→約4%、6R+リセット→約6%、3R+リセット→約40%、3R→約50%となる。
「ものすごく悩まれたと思うんですよね」と…
この大刷新を受けて大崎氏は、メーカーも「ものすごく悩まれたと思うんですよね」と分析。先代のスペックは同社の『P頭文字D』がさほどヒットしなかったように、すでに「ピークアウト」した感があるとし、それ故、「期待外れだったな。目立ちもしなかったなって終わるのは嫌じゃないですか」とメーカーの気持ちを代弁した。
事実、ホール向けの製品資料にはスペック変更への想いが「2ページに渡ってめっちゃ書いてある」とのこと。今作は「大当りでSTを再現した」そうで、「要するに残り3回のSTなんですよ」「その間に大当りを引ければ継続ということで、超ショートSTといっても嘘じゃない」と一定の理解を示した。
加えて、大崎氏は先代がロングヒットした経緯に関しても「設置時期がよかった」「(CR機として)最後まで残っていたからめっちゃ打った」と持論を展開。パチンコ台の良し悪しは「設置台数・タイミング、その時の世の中の状況」で大きく変わるとし、「まんま同じ台を出して、『あぁやっぱりダメだったか』」となるよりかは「勇気を出して(スペックを)変えた方が、僕はプラスに受け取る」と続けた。
果たして、今作も先代のように長期に渡って稼働を維持できるのか。ファンとしても注目したいところだ。導入は4月3日を予定している。