「理由なき廃業は撤回せよ」西陣元社員“猛反発”で泥沼化を危惧… 「負け戦と判断したから撤退したのでは?」などツッコミの声も
廃業を予期していたファンも…
1951年創業の老舗パチンコメーカー・西陣が3月1日、突如として「廃業」を宣言。創業から70年あまりの歴史に幕を下ろした。
そんな突然の「廃業宣言」に、ネット上では「いざなくなるとめちゃくちゃショック」「今までありがとうございます西陣…」と悲しみの声が続出。一方で、「なんとなくそんな気がしていた」「まあ、納得かな」などの声もあがっており、廃業を予期していたファンはそれなりに多かった様子だ。
ご存知の通り、昨今の西陣はヒット作に恵まれていなかった。販売台数は、2021年にリリースされた同社の看板タイトル最新作『P花満開 月光』で約1200台、同社の萌えコンテンツとして人気のシリーズ機『Pモモキュンソード閃撃』や『P織田信奈の野望 全国版』はいずれも3000台弱。昨年11月登場の『PモンキーターンⅥ超抜』こそ7000台弱を販売したものの、全体的にみれば低迷していたことは明らかだ。そのため、今回の廃業は“予期せぬ事態”ではなく、「そうせざるを得ない必然の出来事だった」と指摘する人間も少なくない。
※販売台数はPiDEAの記事を参照
そうしたなか、合同労働組合の「全労連・全国一般労働組合東京地方本部」がTwitterを更新。西陣の廃業について以下のような内容を投稿し、ファンの間で注目を集めている。
「理由なき廃業は撤回せよ」と猛反発
Twitterの投稿はこちらから
「パチンコ・西陣の廃業は許さない!1951年創業のパチンコ台販売の老舗「西陣」が3/1突如“廃業”を宣言、全員に退職勧奨すると通知しました。長年活動してきた西陣労組は、事前協議合意協定違反として緊急に団交を開き『理由なき廃業は撤回せよ』と迫っています。皆さんのご支援を宜しくお願い致します(原文ママ)」
とのこと。つまり、西陣の上層部は「社員へ予告なく宣言」かつ「特段の理由なく」廃業を決断したということになる。
これが事実かどうかは定かではないが、この投稿に対して一部のファンが反応。「これ以上続けても負け戦と判断したから撤退したのでは?」「いや今後の経営が厳しいから廃業するんだろ」「今後やってけないって立派な理由やん」など数多くのツッコミが相次いでいる状況だ。
労働組合に加盟する元社員が猛反発――。これに対し、「まさに地獄の末路」「これはよろしくない」など両者間の“泥沼化”を危惧する声があがっている。
このままいけば、西陣ファンにとっても後味の悪い展開になりそうだが、はたしてどのような結末を迎えるのだろうか…。