「ゴト対策」部品の取付でウハウハ!? 高単価で儲かった「パチンコ店でのアルバイト話」
高単価で儲かった遊技台設置アルバイトのお話
今日の夜も、日本全国どこかのホールで行われるであろう「真夜中の新台入替作業」。小台数の入替であれば、自前の社員やアルバイトが撤去台の取り外しから新規導入台の設置作業まで全て行う場合も多いと思います。しかし、台数が増えてくるとそうもいきません。
そういった場合は「遊技機設置会社」などに依頼をするのですが、昔はこれがバカにならない金額だったんですよね。現在は昔と違って請負単価も下がっていますが、4号機の頃ならパチンコで1台あたり2000~3000円。パチスロで4000円から中には5000円以上という設定の会社もありました。
パチンコは、ややこしい配線の取り付けや玉の打ち出しから諸々のテストまで行うか等でも料金は上がっていきますし、パチスロは自動補給などの設備などにより料金が変わることも。
スマスロやスマパチの登場で復調気配も見えるパチンコ業界ですが、それでも今とは比べ物にならないくらい良かった時代。それだけに遊技機の取り付け作業は、私としても非常にワリの良い仕事だったと記憶しております。
学生時代から遊技機の取付はアルバイトでやっていたのですが、正式に業界の人間となってからは後輩などを呼び下請けのような真似をさせていましたからね。
それでいてホールが閉店する23時頃から作業に入り、ものの数時間で多い時には10万円を超える稼ぎになったこともあります。後輩には日当1万円も渡しておけば大喜び。肉体的にも決して楽な作業ではありませんが…。
遊技台取り付けよりも楽で良かったのが「ゴト対策部品」の取り付けでした。メダルセレクター周りに取り付けるタイプが多かったのですが、大都技研『吉宗』のゴト対策部品3点セット取付が1台あたり4000円でしたからね。
慣れれば1台5分くらいの作業時間でメーカーからの依頼だったというのも高単価の理由だったと思いますが、吉宗のピーク時設置台数が25万台くらいでしたからね。仕事が全く途切れない訳ですよ。
あの時代は正に4号機バブルの夢物語?
それこそ毎日どこかのホールに行っては「ゴト防止器具」を取り付ける日々。終わったら夜中の2時、3時という日々が続きましたが、本当に良い稼ぎでした。
ましてや遊技台も年々重くなっていきましたし、数年前から当たり前になってきたドデカ筐体の台なんて1人じゃ運ぶことすら困難ですからね。それでも食うためには受けたくない仕事も受けないといけない訳で…どうしても新台入替が日月火に集中することから設置業者の取り合いになり、人手が足りないこともあります。
ただ、4号機の頃は1店舗目の作業が終わり次第2店舗目へと向かう掛け持ちも喜んでやっていましたからね。今「やれ」といわれても体力的に無理だと思いますが。
とりあえず、あの時代のことって正に「4号機バブルの夢物語」だったと言えるのかもしれません。そんな時代が、また少しでもやってくれば良いなーと思う今日この頃です。