「90%超RUSH」で復活を果たした伝説的マシン! 早くも第3弾に期待、名機と俺たちのサミー!
私のような日和見ライターが扱いに困る機種を出すんじゃねえ。
ということで、初代は伝説的な人気を誇っている『聖戦士ダンバイン』のシリーズ第2弾『P聖戦士ダンバイン2 ‐ZEROLIMIT HYPER‐』(サミー)がついに導入されました。90%を超える高い継続率と圧倒的なスピード感でファンに強烈なインパクトを与えた機種ですが、『2』ではゲーム性が一新されています。
大当り確率は約1/319.7で、初当りの52%でRUSHに突入。継続率は約93%と初代譲りのハイループを実現していますが、STやショート時短といった規定回数による駆け引きではなく、大当り確率が約1/1のループタイプ。
しかも、通常のような次回大当りを約束するゲーム性とは異なり、3回セットを基本としたものとなっています。『CR花満開』や『CR大工の源さん』で一世を風靡した初期CR機の「2回ループ」ならぬ「3回ループ」マシンのような内容といえるでしょう。
すべて考慮したうえで計算された数値が93%という継続率
初回に52%の振り分けに勝利するとVストックを3個持った状態でRUSHに突入します。で、ほぼ1G連でRUSHが展開していきますが、3個のVストックのうち、1回でも「リセット」に成功すれば、再び3個ストックを保持できるという連チャン性能になります。
リセット獲得割合は50%。1/2のチャンスが3回与えられるということですね。ここで聡明なパチンカーなら違和感を持つかもしれません。それなら継続率(リセット期待度)は87.5%ではないのかと。
しかし、2回ループマシンもそうなのですが、この方式の連チャンシステムでは単純にことが運びません。なぜなら、リセットのタイミングによって期待(理論値)の連チャン回数が変化するのです。
たとえば1回目でリセットを獲得すると、2連チャンで大当り4回(○→×→×→×)ですが、3回目でリセットになると同じ2連チャンでも大当りは6回(×→×→○→×→×→×)になります。
こういった可能性をすべて考慮したうえで計算された数値が93%という継続率になる。わけなんですが、まあそんなことどうでもいいですよね。そもそも初代と違いすぎてどうしたらいいかわからない。戸惑うファンが多いと思います。
思てたんと違う(笑い飯西田の顔で)。
しかし、我々には免疫があるので大丈夫。同じような、いやそれ以上の人気を博した『北斗無双』も初代からゲーム性をさまざまに変化させました。
『ぱちんこCR真・北斗無双 第2章』は確変65%規制のなかでしょうがないと思いましたが、P機で初のシリーズ機『頂上決戦』ではライトミドルで小当りRUSHとダイナミックにスペック変更。
さらに正当後継を期待した『第3章』ではRUSHのメイン演出が「ミッション系」と「どうした!?品川」を彷彿させるアクロバティックな路線チェンジなどを経験しているのです。大胆な戦略の転換も、もももも問題も動揺もなく受け止めることができますよ。
というわけで、伝説の名機がついに復活した『P聖戦士ダンバイン2 ‐ZEROLIMIT HYPER‐』。早くも第3弾の登場が待ち遠しいです。