「どんどん言ってきて」パチンコ業界の重鎮が「詐欺師」などについて言及
「うまく詐欺師に狙われている」と…
出れば勝ち、出なければ負ける。欲望渦巻くパチンコ業界だけに、今も昔も攻略法などの噂は絶えないが、ちょっと冷静に考えていただきたい。
台の不具合が少なくなかった昔はともかく、現在、ネット上などで売られている攻略法は全て詐欺。業界の大御所である大崎一万発氏も先日、こういった攻略法への注意を促す動画「【聞け】詐欺師よ、聞きなさい。全部バレてるぞ。」を、自身のYouTubeチャンネル「まんぱつ」内にてアップし、多くのコメントが寄せられている。
パチンコは大当り確率もスペックも、元々決まっているもの。大崎氏はそれを強調し、まず「回転率」で差を付けていると説明した。
パチプロたちが勝てているのは、「調整が良い台を探す」「無駄玉を出さない」「電チューやアタッカーに玉を多く入れる」「ラウンド間の止め打ち」などを駆使しているから。この積み重ね以外の勝ち方は「一切ございません」とし、今後は「Cタイム狙い」などの立ち回りが確立される可能性を示唆しつつ、「波を読むだとか、ホールコンピューターがどうたらとか、台の状態がどうのとか、全部、嘘です」と語義を強めた。
大崎氏曰く、「これは当たり前すぎることで、今更、誰も言わない」としたが、「今も昔も、何十年も同じこと(詐欺)をやっている人がいる」「それにお金を突っ込む奴がいる」と苦笑。小博打レベルのパチンコで「3万円おいしいな」と喜ぶ属性の人たちは「申し訳ないけど、思考能力に欠けた人が多い」と独自の見解を述べ、「そこをうまく詐欺師に狙われている」と続けた。
詐欺師や、それに引っ掛かる人たちについて言及
かつては、「広告が入るから」と詐欺広告ありきのパチンコ・パチスロ攻略誌が乱立した時代もあった。だが、誌面では「攻略法を否定する」「矛盾する広告がたくさん載っている」とのことで、「健全化しましょう」と一掃。その後は、詐欺師たちはネット上に移行し、「耳障りのいい情報だけチラっと見せておいて、あとはうちのチャンネルで…」などと「誘導する詐欺が横行している」とした。
現状、「(パチンコファンの)全体的な底上げというのは成された」とは大崎氏。よって、「回らないから打たない」など、ホールの厳しい運用に対して「お客さんが反旗を翻している」ことは「パチンコ屋さんとお客さんってある程度互角で戦える環境を作れないのは不健全。良いと思っている」としたが、一方で「そういった中で上がり切らない、そういう人たちがかなりの割合で混ざっている」とし、「そういう人たちが掴まれて、お金を持っていかれる」と嘆いた。
最終的には、「『俺のことか?』って思ってる人は、どんどん言ってきて」と詐欺師に向かって宣戦布告。「公の場でやって、面白いことになったら、お互いWin-winじゃないですか」と大崎節を炸裂させると、再度、「パチンコで負けるのは、あなたが期待値上マイナスだから」と繰り返した。