【パチンコ】強甘スペック界最強の100突RUSH!? 唯一無二の輝きを放つ大型コンテンツ×バージョンアップ機
2018年から「CR機」に代わりパチンコ台の新たな規格となった「P機」。1回の大当りにおける最大出玉が10ラウンド約1500発を上限とするなど、その出玉性能が疑問視され、多くのファンは悲観し、業界に非難を浴びせ、パチンコの未来を憂いた。
しかし、メーカーは四苦八苦しながら試行錯誤を重ね、徐々にパチンコ機のスペックは向上していく。ユーザーが満足できた最初のマシンは『ぱちんこ新・必殺仕置人』であろう。その後もさらなる工夫を重ねながら「P機でもやれる」という雰囲気が浸透していく。
2020年以降になると、CR機に勝るとも劣らない、いや、それ以上に出玉力のある機種が続々登場し、P機は完全なるブレイクスルーを果たすことになった。その立役者は『P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.』だ。
3000発出玉、あるいはそれ以上と、1回の大当りで獲得できる出玉数が飛躍的に上昇し、トレンドを一気に塗り替える。大出玉時代の到来である。この波は当然ミドルタイプだけにとどまらず、ライトミドルだろうが甘デジだろうが「出玉性能こそ命」といわんばかりの機種が続々と登場した。
ただ、出玉を上げるということはどこかを削るということで、特に甘デジなどはRUSHへの突入ハードルを困難にしながら出玉性能を担保するような出入りの激しいスペック・ゲーム性のマシンが目立ってくる。
バランスの取れた完成度の高い1台
そんななかで一躍脚光を浴びる機種が現れる。『Pとある魔術の禁書目録 Light PREMIUM ver.』である。モチーフとなる原作はライトノベル界で絶大な人気を誇り、アニメ化されれば大ヒット。絶大のコンテンツパワーを誇る作品だ。
しかし、本機が人気を博したのはコンテンツの魅力だけによるものではない。むしろ、パチンコとしてスペックやゲーム性の優秀さによって多くの支持を得ることができたのである。
前段でも触れたように、出玉の出力を高めるために犠牲が多く、ファンに無理強いするようなゲーム性も当たり前となっているような風潮が蔓延るところ、大当りすれば100%RUSHに突入してくれる安心感のあるスペックを採用。
また、継続率約70%で右打ち中は大当りの半分が10ラウンド約1000発とバランスのよい出玉性能や、発動すれば超高確率で大当りを引き当てられる遊タイムの搭載など、長時間打てる遊びやすさが備わっているのだ。
さらに、RUSHは電サポ100回転と特別な時間をたっぷり楽しめるほどよいスパンで展開されるのも好印象。最初のST30回転パートは即当りメインの高速消化モードとなっており、ダラダラした印象も与えない。反対に、すべてが1秒にも満たないコンマ変動であっという間に終わってしまうような虚しさを覚えることもない。よくできたマシンである。
このようにあらゆる方面にバランスの取れた完成度の高い1台ではあるが、それゆえに本機のスペックやゲーム性がライトスペックの主流になることはなかった。これを超えるのは難しいので、競争を回避し、100突ライトスペックは『Pとある魔術の禁書目録 Light PREMIUM ver.』でいいとなっているのではないだろうか。
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