【甘デジ】STスルーから「直遊タイム発動」のゲロ甘要素も!ユーザーライクな大物シリーズが2つのゲーム性で登場!
平和のスマパチ第1弾として華々しいデビューを飾った『eルパン三世 THE FIRST』に待望の甘デジタイプが登場。ミドルスペックの世界観を気軽に楽しむことができるマシンだ。
そのミドルタイプはスマパチとP機の同時導入が話題となったが、甘デジタイプでも趣の異なる2つタイプが一緒のタイミングでリリースされた。『Pルパン三世 THE FIRST 99ver.』(以下99ver.)と『PAルパン三世 THE FIRST ~不二子89ver.~』(以下不二子ver.)である。
後者はホール企業がPB(プライベートブランド)として共同開発したもので、打てるホールは限定的。とはいえ『99ver.』と導入店舗の数でいえばそれほど変わらないので、付属的な意味合いのバリエーションマシンではない。
『Pルパン三世 THE FIRST』の甘デジを打ちにいったら『不二子ver.』のほうだったというケースも多くなるかもしれない。そこで両者の違いを中心に本機の特徴や魅力を紹介しよう。
基本的なゲーム性はどちらも「突破型のST+時短」タイプ
まず、基本的なゲーム性はどちらも同じ。突破型のST+時短RUSHでまとまった出玉を獲得するゲーム性だ。
突破は時短がメインだが、『99ver.』の50回転に対し『不二子ver.』は40回転となっている。突破率は前者が約42%、後者は39.2~41.5%(トータル突入率)だ。RUSH突入は『99ver.』に分があるが、『不二子ver.』はそもそも大当り確率が1/89.8~1/83.3(6段階の設定付き)と当りやすいのである。
注目のRUSHだが、こちらはだいぶ構成が異なる。『99ver.』はST20回+時短50回転で、『不二子ver.』はST60回+時短40回。このままではそれほど連チャン性を感じられないが、164回転の時短が付与されるスペシャルモードが搭載されているのだ。どちらのタイプも継続率が80%を超える激アツのモードとなっている。
さらにこのモードで仮に大当りを逃したとしても即座に遊タイムが発動するようになっており、突入した時点でかなりの高確率で連チャンを期待できるのである。
通常確率を164回転消化すると遊タイム発動
この遊タイムが本機最大の特徴で、どちらのタイプも通常確率を164回転消化すると遊タイムが発動する超浅仕様。時短突破を目指すチャンスタイム終了後は114回転あるいは124回転というわずかなハマリで遊タイムに到達する。
遊タイム発動で付与される電サポ回数は300回転以上。『99ver.』なら97.8%(時短379回転)、回数の少ない(時短316回転)『不二子ver.』でも97.1~97.8%の割合で大当りを獲得できる。
もちろん、右打ち中の大当りなのでRUSHに突入。ここで164回転時短の「神速GOLDEN TIME」を引き当てれば2連チャンの期待特大だ。
このように、『99ver.』と『不二子ver.』はゲームの流れとしてはそれほど違いを感じられないが、実際に打つと差異に気づくかもしれない。それは出玉面の仕様で、前者は右打ち中大当りの半分が10ラウンド約800発だが、後者はその比率が25%と半分になっている。
大当り確率も含め『不二子ver.』のほうがより遊びやすい仕様になっているといえるだろう。ホールとしては長い時間遊技してほしいので、そのコンセプトに沿った作りになっているのである。