【パチンコ業界】今、“何が”起っているのか…メーカー・販社の「要職クラス」が相次いで退職!?
今、パチンコ業界で“何が”起っているのか
留まることを知らないホールの閉店、廃業ラッシュ。
店舗がなくなれば職を失う方も出てきますし、その影響はホールに関わっていた関連業者にも及ぶ訳ですが、私の周りでもちょっと中々酷い状況になっています。
私も業界歴だけは無駄に長いので旧い顔見知り業者もそれなりには居るのですが、ここ最近は業界を去り異業種へ転職する方が後を絶ちません。それもそれなりの職位にいる方が少なくないのですから、本当に只事ではないと感じている次第です。
去年のことですが非常にお世話になった1人親方的な販社社長が、遊技機取扱主任者証を返納し〇〇遊商を脱退。最後の取引先となっていたホールが倒産したことから、自らも自主廃業されたのですが…他人事じゃないですよね。
その方と初めて知り合った10数年前には小規模ホールを中心に30店舗以上を1人で担当され顧客からの信頼も厚く、閉業以外で取引を切られたホールは1店舗もなかったというのですから、この10数年間での閉業ラッシュが如何に凄まじいものかを物語っていると思います。
メーカーなどでも大きなリストラを…
メーカーなどでも大きなリストラを行った企業は多く、既に多くの顔見知りが業界から去っている訳ですが、その多くは一般社員的なクラスの人間がほとんど。ですが、最近は『えっ!』と驚くような要職クラスや大ベテランの退職も目立っているので本当に衝撃を受けています。
何かと親しくさせていただき、「パチスロが大好きでずっと業界に居たい」と話していた某メーカーの支店長は引き継ぎが終わりしだい地元に帰り、その気のなかった家業を継ぐとのこと。某販社の営業部責任者は、経営者の身内にもかかわらず退職を決めたそうです。
待遇は悪くないどころか十分に優遇されているにもかかわらず、パチンコ業界に見切りをつけたというのですね。収入が半減することになってもパチンコ業界からは足を洗いたいのだとか…。
そりゃホールが減れば減るほど遊技機も売れなくなるので販売会社も厳しくなるのは当然なのですが、本当にショックです。メーカーや代理店、代行店など色々で売る機械は違っても皆それぞれがライバルでもあり、盟友みたいな部分もありますからね。
今ではガッチリとタッグを組んでいるサミーとユニバーサルエンターテインメントですが、昔は特許訴訟で争うなど『バッチバチのライバル関係』だった訳です。そんな中でも営業マン同士は交友があり、情報交換しているのは当り前のことでして。
そんな人でも、いざ辞めると聞けば寂しいもの
それは他のメーカー間や販社同士でも同じなんです。そりゃ中には本当に嫌いな人間もいますよ。「〇〇社の〇〇君はトラブルメーカーで何処の営業マンからも嫌われている」とかね。でも、そんな人でもいざ辞めると聞けば寂しいものなんですよ。
これはあくまでも私の周りのお話なのですが、わりと何処の地域でもある話ではないかと推測されます。
という訳で今回はホールの閉業ばかりが目立つ中で、その関連業者にも少しだけ目を向けてみましたが…本当に他人事ではなく現実問題としての危機的状況。
私は今の会社がなくならない限りは必死で生き残っていくつもりですが、正直なところ先行きは不安ばかりですよね。
ホール、遊技機販売業者にかかわらず最近では後を継がなかった2代目、3代目経営者もよくみかけます。ですがパチンコ業界は、本当にこの先どうなっていくんでしょうか。
改めて深く考えさせられるばかりです…。