【パチンコ羽根物コラム】二段の羽根が「極上のエンターテイメント」を創出!!
パチンコ羽根物コラム『マンモスくん』
みんな大好きGW。旅行やレジャー、イベント参加など休みを満喫している方も多いと思います。こういう長い休みは「どこに行こか」と予定を立てることも楽しみのひとつだったりしますが、いまどきはネットで調べるのが普通でしょう。
それこそゴールデンウィークに行きたい都道府県ランキング的な記事がネットのあちこちにありますが、しかし、どれも結果がバラバラすぎて、何を信じればよいのか却ってわからなくなりそうな感じです。
オーバーツーリズムが過ぎている大阪や京都の人気が下がっただとか、やっぱり強い北海道・沖縄とか参考になるのかならないのか微妙な内容も多いなか、北陸新幹線延長の影響で福井がアツいみたいな記事も目立ちます。
たしかに福井県は観光地としてはマイナーな印象がありますので、注目度の高さといい、穴場的な土地柄といい、気になる場所ですよね。そんな福井といえば、まっさきに思いつくのが恐竜ですよね。カニとか東尋坊なんて言っているのはニワカです。ね?(強め)
■意外に『恐竜』題材のパチンコは多い
そんな恐竜ですが、意外にパチンコのモチーフになっているんですよね。『恐竜◯◯』とか、『◯◯ザウルス』みたいな。『ジュラシックパーク』なんてものもありました。
また、造形のしやすさもあるのか、羽根物でも恐竜を役物した機種がけっこうあります。代表的なのは西陣の『パックンザウルス』やマルホンの『メガトンザウラー』、あるいはこれを恐竜という括りにしていいのかは微妙ですが『サンダードラゴン』といった名機も存在します。
そして、本機も恐竜カテゴリーなのかはあやしいですが、それ系で町男が好きだったのはニューギンの『マンモスくん』です。
■遊びやすくもドキドキできる「恐竜系羽根物」
マンモス役物の真ん中にある2本の牙で入賞した玉をキャッチできると激アツです。この牙がランプで赤く点滅するのが印象的でした。
この牙は大当り中の貯留でも活躍する重要な部分には間違いのですが、本機の魅力であり、よりゲーム性を豊かにするパーツは「羽根」なのです。
本機の羽根は上と下(中と外?)の二重構造(半筒状)になっており、どちらを通るかによって役物の通過ルートが異なります。上羽根から入賞すると上段ステージからのアプローチとなり、くだんの牙にも絡みやすくなります。
一方の下から入るとすぐに下段ステージに送られることになり、ハズレやすい。のですが、この下羽根からもVゾーンにダイレクトで入賞したり、リバウンドからのイレギュラーもかなり多く発生して、こっちからでも全然当る、多彩な入賞パターンを誇る羽根物でした。
■大当り中もエンターテイメント性が高い
このように、ノーマルルート的なパターンからでもけっこう大当りに結びつく非常に甘い台で、資金力に乏しい当時の町男は重宝したものです。ただ、パンクも多いので新要件の15ラウンドですが、当りを重ねてちびちび増やしていくタイプの機種となっていました。
じつは先ほどから出てくる牙貯留のおかげで、ここに乗ればほぼほぼ継続するんですが、貯留が解除される6カウントするまでに牙貯留しないと継続期待度がだだ下がりするとか、8ラウンドだけは貯留なしの自力継続に切り替わるとか、いろんな罠、いや、ドキワクポイントが用意されているので、大当り中もエンターテイメント性の高いマシンなのです。
300円を3000円にすることに心血を注ぐような遊び方。ただ、その300円もそのときの全財産だったり。当時の気分は二度と味わえないでしょう。