阿部寛『祈りの幕が下りる時』より切ない「パチプロ」時代に驚愕……スターダム前の苦労が映画より切ない?
現在公開中の映画『祈りの幕が下りる時』。2010年に連続ドラマとして放送された東野圭吾原作『新参者』(TBS系)の最終章として先週末に公開。週末興行ランキング1位に輝きヒットしている。
ネットの批評サイトなどでも絶賛の声が殺到。「見てよかった」「涙が溢れる」など”泣けるミステリー”の触れ込みに見合った内容として注目を集めている。
主役の加賀恭一郎(阿部寛)が、ある女性の絞殺事件をきっかけに、失踪した自分の母親の”謎”を紐解いていくというストーリー。鍵を握る舞台演出家に松嶋菜々子、他にも溝端淳平や田中麗奈、小日向文世に及川光博など豪華俳優陣が並ぶ。
「阿部さんと松嶋さん、小日向さんの演技が特に凄まじいですが、全体的に皆さん演技がお上手で、切ないストーリーと非常にマッチしています。阿部さんは『いい最終章になった』と語っていますが、まさにシリーズ最高傑作といえるでしょう。必見です」(映画記者)
阿部といえば『トリック』や『テルマエ・ロマエ』などの映画、『結婚できない男』(TBS系)やこの『新参者』シリーズなど、今や映像作品には欠かせない名俳優だ。若いころはモデルとして人気を博したが、今こそが全盛期といるかもしれない。
だが、そんな阿部にも「苦い時代」はあったようだ。何より、その中に”ギャンブルエピソード”があった点が気になる。
「『メンズノンノ』ではカリスマモデルとして活躍した阿部さんですが、俳優転向後は『身長が高すぎて女優とツーショットが撮りにくい』『ただのいい男役しかできない』など制作上の都合で仕事が激減。その後は『あの人は今状態』だったようです。一念発起して俳優として軌道に乗るまでかなりの時間がかかったそうです。
その間、阿部さんは”パチンコ”で生計を立てていたそうです。3年間もの間それで生活していたというのですから完全なるパチプロでしょう。今の阿部さんからは想像がつかないですね」(記者)
果たしてどんな台が好きだったのか……いろいろ興味はつきないが、あの身長、あの顔立ちだからこその苦労があったようである。
そんな「祈っていた」の時期も下り、スターダムにのし上がった阿部。自ら「背骨になった」とする加賀恭一郎最後の姿をぜひとも見てほしい。
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