パチンコ「最強の一発台」メーカーに”最大の危機”が迫る? 人気コンテンツ多用も「低評価の嵐」に不安の声多数

玉一発で一撃「7000発」をも可能にしたパチンコ『CR天龍∞』(マルホン工業)。人気漫画『賭博黙示録カイジ』に登場した「沼」を彷彿とさせる「3段クルーン」は多くのファンを虜にし、導入から間もなくして増産が決定するなど「1発台」への注目度は非常に高い。
さらに、手打ち式パチンコを復活させた名物メーカー『A-gon』は同じく「3段クルーン」を搭載した新機種『CR RAIZINMAN』を発表。『天龍∞』のゲーム性に連チャン性能を加えた仕様で、すでに完売するほどの盛況ぶりだ。
このように「1発台」がトレンドになりつつある昨今のパチンコ。そのブームに火を付けた「立役者」といえば間違いなく『CR天下一閃』(大一商会)の登場が大きい。最大出玉は『天龍∞』を大幅に下回る約4500個、『RAIZINMAN』のような連チャン性はないシンプルな設計だ。現行機「1発台」のベースを作り上げたといっても過言ではない。
今年1月には「映像演出」と「一発台」を融合させた『CRうしおととら』が導入され、原作ファンのみならず、既存のパチンコユーザーからも話題を集めるなど「一発台」メーカーとして広く支持される大一だが……。
しかしその一方で、その他販売機種、特に「液晶機」への不安は否めない。今年4月に導入された新作『CR翠星のガルガンティア』は右打ち中の確変比率は約70%、ST引戻率は90%と疾走感溢れる仕様だったものの、過剰すぎる映像演出に嫌気が差すユーザーが続出。導入直後から非難の声が飛び交っていた。
「スペック面はまだ好評のようですが、液晶演出への評判はすこぶる悪い印象です。『まわりぐどい』『無駄な演出が多い』など、大当たりまでのフローに対するシビアな意見が多く見受けられますよ。なかには『天下一閃』がヒットしたせいか『もう一発台以外は作るな』なんて厳しい声も……」(記者)
確かに『翠星のガルガンティア』は他メーカー機種と比べ悪評が目立つが、本コンテンツのパチンコ化は初の試みだ。原作の世界観の踏襲方法、それに合わせたスペック構成は非常に難しいといえる。「新規コンテンツ」への低評価はやむを得ないが……。
「大一『液晶機』はここ数年間、ヒット機種に一切に恵まれていない傾向にあります。それも新規版権だけでなく、同社を代表する看板コンテンツも該当するようで……。ここ数年間で『哲也』『ひぐらしのなく頃に』『バカボン』シリーズが販売されましたが、パチンコ店の設置は短く悲観的な声が目立っていましたね。看板機種の相次ぐ失敗は、大一にとって相当痛手でしょう」(同)
長きにわたってシリーズ機の低迷が続く大一は今年4月、往年の名機を復刻させた『CRダイナマイトキングin沖縄』が検定を通過。再起を図るという意味でも本機の活躍は非常に重要になってくるはずだ。
果たして『一発台』メーカーというイメージは脱却できるのか。出玉規制で業界の縮小が危惧されているだけに、大一の”正念場”といえるだろう。
(文=編集部)
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